意思の強いプリンを作りましょう(How to make Japanese custard pudding)

「私、歯ごたえのある固めのプリンが好きなんだよね」
 そういう彼女の視線の先には、半身をスプーンで削られ、今にも崩れ落ちそうなカスタードプリンがいた。
「それを今言う必要はないだろう。目の前のプリンがあまりにも不憫じゃないか」
 僕はカラメルのかかった山頂に、自身の存在価値を問う目を見た。
「そうやってまた。勝手な妄想で物に生命を吹き込む癖、やめて。あなたに褒められようが、私に罵られようが、このプリンはただのプリンでしかない」
 彼女はきつい目をして言いながら、結局やっこいプリンを平らげた。文句は言っていたが、割りと旨かったのだろう。それはつい先週、目黒の喫茶店での事だった。
 
 固いプリンが好きなのよ
 とろけるだけじゃ燃えないの
 端から端まで噛み締めたいの
 あなたもきっとそうでしょう
 
 そんな下らない詩をベッドの上で歌いながら、僕はスプーンに叩かれ、激しく身を揺らすプリンを想像した。嗚呼、洗面器一杯のプリン食いたし。
 自分にとっての理想のプリンとは何だろうか。僕はやっぱり卵の濃厚な味が広がり、適度な固さと舌ざわりの良さを持つカスタードプリンだろう。それとホイップクリーム、これは外せない。冷えたグラスに注がれたアイスコーヒーがあれば尚良し。
 改めて考えてみると、プリンという代物は、人によって理想像の大きく異なり、探求のし甲斐がある菓子なのではないだろうか。   
 とりあえず、コメント欄で皆さんの理想のプリンに関する忖度のない意見、お待ちしております。
 いつか東京布丁倶楽部(とうきょうぷりんくらぶ)なんていう、世の中に微塵も影響を及ぼさないラブアンドピースな団体、作ってみたいですね。参加者、いるかな。。。

32件のコメント

  1. 確かにかためのほうが歯ごたえがあって食べてる感があって好きかもしれないですね。まぁ、歯ごたえのあるプリンなんてどうかと思うのもありますけど。

  2. 昭和の喫茶店プリンは意思が強かった。
    あの頃のプリンアラモードが食べたい。アイス、ウエハース、ホイップ、生パイン、メロン、缶詰めチェリー、
    今にして思えばなんて豪華な食べ物だったのだろうと思う。チョコレートパフェも豪華だった。

  3. 昔ながらの喫茶にある、元祖レトロプリンが好き。
    カラメルが苦めで、プリンが卵感満載のやつ。

  4. 福島のフルーツラインで何かのイベントの時に売っていた意志の強いプリンという商品。長方形の金属の型に入ったかったいプリンは味やからめるの苦さはもちろん口溶けや硬さまで理想そのもので感動した記憶がある。

  5. しっかりと固いプリン大好きだからこれ作ってみよ( *´艸`)💕
    なかなか今固めのプリンないからこれは良きヽ(〃´∀`〃)ノ

  6. 卵をかき混ぜるときの音がいい。音楽的です。イーノかと思うくらいw

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