【怖い話】「窓の景色」「弁当箱」「水たまり」「マッチョな幽霊」【怪談/朗読つめあわせ】
窓の景色 坂の多い港町に引っ越してきた。 人の声も車の音も全てがノイズにしか 聞こえなくなるほど都会の幻想に疲れ果て た私が静かな場所を求めてたどり着いたの がこの町だった。 借りたのは丘の上に立つAハツという古い アパートの一室。 建物の古さとは裏腹にその部屋の窓から 見える景色は飲むほどに素晴らしかった。 眼かに広がる古い街並。その向こうには 青い海がどこまでも続いている。 1枚の古い絵がきのようなその景色が さくれた心をただ静かに受け入れてくれる ように思えた。 私はまべに椅子を聞い、1日中ただ外を 眺めて過ごすことが多くなった。 様々な船が生きうと空を舞うか目。 その中で私の視線はいつもみ先の先端に 立つ1つの建物に引き寄せられた。 海に突き出たその身に白い壁と赤い屋根を 持つ大きな建物が立っていた。 古い溶感風の美しい建物だ。 昔のリゾートホテルかあるいは療用所か。 その建物は私の部屋から見る景色の中心 だった。 ある日、大学時代の友人を新しい部屋に 招いた。 彼はこの町の出身だった。 私は自慢の景色を彼に見せた。 すごい眺めだろう。特にあのみ先の建物が いい感じなんだ。 私がそう言って指を刺すと彼は前を潜め私 が指刺す先を食いるように見つめている。 どの建物?あそこにはただ公園の木が 見えるだけだけど。 いやいやあるじゃないか。の白い壁に赤い 屋根の そう言っても友人は首をかしげるだけだっ た。 昔は大きな両領所があったけどな。俺が 子供の頃に取り壊されてもう何十年も経つ ぞ。 私は混乱した。 彼が帰った後、もう一度窓の外を見た。 み先の上にはあの白い建物が確かに立って いる。 スマートフォンのカメラを向けできるだけ ツームしてその景色を撮影した。 そして撮ったばかりの写真を確認する。 写真に映るみ崎の上には緑豊かな公園が あるだけだった。 あの白い建物はどこにも映っていない。 そこでようやく理解した。 あの建物は幻なんだと。 不思議と恐怖はなかった。 むしろ私はその幻の建物に一層強く引かれ ていった。 望遠鏡を買って窓辺に設置して毎日のよう にその建物を観察し始めた。 それはやはり療用所のようだった。 窓という窓に一影が見える。 白を来た看護師たちが廊下を歩いている。 古いサイレント映画を見てるかのようだっ た。 彼らは私の窓の外にだけ存在するもう1つ の世界の住人だった。 私は誰にも知られることのないその吐い 世界のただ1人の観逆になったのだ。 私の視線はいつも同じ窓に吸い寄せられた 。 西上会の角部屋。 そのま辺でいつも1人の若い女が車椅子に 座っていた。 彼女は1日中じっと外を眺めている。 その横顔を私は丘の上から望遠鏡越しに見 ていた。 風に揺れる神も遠くを見つめる目も全てが ガラス在庫のようには投げでそしてどう しようもなく美しかった。 いつしか彼女の姿を毎日探すようになって いた。 私と同じようにこの景色の中に安らぎを 見い出してるのだと感じ、そこに不思議な 共感を覚えた。 彼女がそこにいると私はなぜか安心できた 。 言葉も買わせないし、互いの存在すら知ら ない。 それでも私たちは窓を立てで同じ時間を 共有する世界で1番静かな隣人だった。 その日も私はいつものように、辺にいた。 季節は秋。 夕日が世界を燃えるようなオレンジ色に 染めていた。 望遠鏡を覗く み崎の上の病院も夕日に照らされている。 のま辺に彼女はいた。 いつものように車椅子に座り外を眺めて いる。 彼女の目の前の窓は大きく開け放たれてい た。 その時だった 彼女がゆっくりとこちらを見た。 私の部屋がある。この丘の方。 そして私の目をまっすぐに見た。 望遠鏡のレンズを通して私たちの視線は 確かに交わった。 彼女は微縁だ。 寂しさも諦めも全てを受け入れたような とても静かで悲しい笑顔だった。 そして彼女はそう手をあげた。 その時 彼女の背後に黒い人影がすっと現れた。 その影は車椅子に座る彼女の前に回り込む 。 影はかがんで彼女の細い体を両腕で 抱い上げた。 彼女は抵抗しない。 ただ私の目をまっすぐに見たままだった。 影は彼女を抱えたまま窓辺に立ち、 そしてその彼女を窓の外へと静かに落とし た。 影は一瞬だけそこに立ち尽くしていた。 そしてそれもまた闇に溶けるように消えた 。 まには空っぽの車椅子だけが1つポツンと 残されていた。 私が息を飲んだ次の瞬間、目の前の景色が 影のようにグらりと歪んだ。 白い壁も赤い屋根もそこにいた人々も そしてあの空っぽの車椅子も 全てが燃えるような夕やけの空に溶けて いく。 数秒後 にはもう何もなかった。 み咲の上にはただの公園があるだけ。 友人が言っていた通りのありふれた現実の 景色が広がっていた。 私は今もあの窓辺に椅子を切い外を眺めて いる。 景色は正しい姿に戻ってしまった。 あれは一体何だったんだろう? 幻などではない。確かに見たんだ。 あの黒い影が彼女を窓から突き落とし殺害 するその瞬間を。 彼女は私にそれを伝えるためだけに何十年 もの間ずっとそこにいたのかもしれない。 たった1人の観客である私にだけその真実 を告発するために あの人と同じ夕やけの中で 弁当箱。 俺がまだ子供だった頃の話だ。 夏休みになると俺は決まって田舎の祖父の 家で過ごした。 日中でも薄暗らいトマと歩くたびに来む 長い廊下を持つその古い農家は格好の冒険 の舞台だった。 だが、そんな広大な家にたった1つだけ 決して足を踏み入れてはならない場所が あった。 2階の突き当たりにある赤の間。 その部屋の扉は常に錆びついた南金城で 硬くぞされていた。 普段は温厚な祖父がその赤の間のことを 話す時だけはうを言わさぬ厳しい顔で あの部屋にはなあ古い大事なもんが置いて ある。絶対に開けちゃいかんぞ と俺に注意をしたのだった。 ある日の夕方、 俺は1人家の中でかれん坊して遊んでいた 。 鬼は自分。見つけられるのも自分。 ただの子供の暇つぶしだった。 2階に上がった俺はふとあの赤の間の前で 足を止めた。 扉は閉まっている だが、いつも扉を固く閉ざしているあの 錆びついた南金城がだらりと垂れ下がって いたのだ。 鍵が開いている。 祖父の言葉を破ることへの罪悪感よりも ミチェの好奇心が幼い心を完全に支配した 。 静に帰った家の中、ゆっくりとドアに手を かけ、きしむ音に心臓を跳ねさせながら そっと扉を開ける。 部屋の中は薄暗く 長い間閉ざされていたことを物語る。埃り とカの混じった古い木の匂いがした。 そこはガ乱の空間だった。 家具1つない だが、その中央にポツンと1つの弁当箱が 置かれていた。 窓から西が差し込み、その存在を 浮かび上がらせている。 アルミだろうか。 色に鈍く光る旧式の弁当箱。 俺が生まれるよりもずっと昔のものである ことは1目で分かった。 そして俺は壁という壁を埋め尽くす無数の 目に気づき息を飲んだ。 それは一面にびっしりと貼られた古い ポスターだった。 昔のアイドルや俳優歌手。 そこに映っているのは動脈若何のスター たちで色わせた写真の中で彼らは華やかな 笑顔を浮かべている。 しかしその張り方は明らかに蒸気をていた 。 ポスターに移る全ての人物の視線が計算さ れ尽くしたかのように部屋の中央にある あの弁当箱。そのただ一点へと集められて いたのだ。 何十人もの人間がその弁当箱を崇め、 あるいは監視している。 それは性質でありながら、まさしく狂器の 産物としか言いようのない光景だった。 俺は何かに操られるようにその弁当箱へと 引き寄せられていた。 部屋の中央へと進み、それに手を伸ばす。 氷のように冷たい金属に指が触れた。 俺は弁当箱を持ち上げようとした。 だが持ち上がらない。 床と一体貸してるかのようにビクトもし なかった。 その時 カサカサと乾いた髪がすれるような音が 部屋の四方から響き始めた。 はっと辺りを見回すと壁のポスターに移る 全ての人物の目が動いていた。 今まで弁当箱を見つめていたはずのその目 が一斉に部屋の中央に立つ俺をじっと見て いたのだ。 色わせた写真の中の華やかな笑顔は綺麗 さっぱり消えせている。 そこに浮かんでいたのは像と嫉妬そして 純粋な殺意を煮詰めたような暗い光だった 。 俺は絶叫し部屋を飛び出した。 階段を転げ落ちるようにしてか駆け折り、 今でテレビを見ていた祖父の元へと向かっ た。 ちいちゃん、2階の部屋に変な弁当箱が。 テレビの音に書き消されそうな俺の悲鳴に 祖父の体が凍りついたように硬直し、 びっくりと大きく跳ねた。 振り向いた祖父の顔からはさっと中の毛が 引き シワが刻まれた唇がわと震えていた。 祖父は俺をしりつけるでもなく問いたすで もなくただの一言も話さなかった。 そこに俺がいないかのようにうろな目で俺 の横を通り過ぎ廊下へと出ていく。 そして階段のある方へと角を曲がっていっ た。 祖父があの部屋へ行ったんだと俺には 分かった。 ガタガタと音が鳴り響いていたが、物の数 分で祖父は戻ってきた。 その顔はまるで何事もなかったかのような いつもの穏やかなものに戻っていた。 ごめん、ちいちゃん。あの部屋はどうだった?何を言っとるんじゃ。 2 階にそんな部屋はないぞ。はあ、そんなはずないって。だって疲れておるんじゃろう。さあ、晩飯にしよう。 祖父はそう言って一切取り合わない。 俺は自分の目で確かめるためもう1度2階 へと走った。 そして呆然と立ち尽くした 赤の間があったはずの場所。 扉はまだそこにあった。 だがその前は帯び正たしい量のガラクタで 物理的に封鎖されていた。 古いタンスや壊れた農具、使われなくなっ た家具や段、 天井に届くほどの高さまで乱雑に。しかし 決して崩れぬよう絶妙なバランスで 積み上げられている。 あの恒例の祖父がたった数分でたった1人 でこれだけのものを運び込んだのだ。 何か必死に封印してるかのようだった。 それ以降俺があの扉を見ることは2度と なかった。 俺はあの日った出来事の本当の意味を知る よしもない。 だが今になって考えるとあのポスターの 配置や視線は何かを封じるための呪術的な 意味を持つ底しれぬほど邪悪なものだった んだろう。 あの部屋の無数の視線を浴びてしまった あの日を境に俺の主力は急激におじ始めた 。 医者にも原因は分からないと言われた。 今では分厚いレンズの眼鏡がなければ日常 生活もまま乗らない。 として今でも眼鏡を外したぼやけた視界へ の片隅に時折り無数の視線のようなものを 感じることがある。 水溜まり。 あれは私がまだ小学生だった頃のことです 。 学校から300mほど離れた場所に広い 工場の後地がありました。 建物は塔の昔に取り壊され、雑草だけが 美味しげる殺風系な場所。 大人たちの目がないその場所は私たち子供 だけの王国でした。 ある雨の日。 その日も私たちは下行時にその後地へ足を 踏み入れました。 はい。わいちゃん鬼ね という誰かの声を会いずに追いかけっこが 始まります。 雨でできた無数の水溜まり ぬかるんで滑りやすくなった地面。 そんなことなどを構いなしに私たちは泥水 を生体に跳ね上げながら完成を上げて 走り回りました。 鬼だった友達が私の背後に迫ります。 はい。タッチ という声がすぐそこまで。 私は捕まるものかとさらに足を加速させ ました。 その時でした。 ズボン と甘水でぬかるんだ地面のくぼみに足を 取られ、私は前のりに点灯しました。 くん という脳に響くような鈍い音と共に視界が 白く点滅しました。 目の前にあった古い鉄のフェンスに死体を 強く打ちけたんです。 幸い大した怪我ではありませんでした。 少し血が滲むすり傷程度です。 大丈夫 と心配する友人たちを横めに私はいた と声をあげながら体を起こしました。 そして自分が転んだ場所を振り返りました 。 私が足を突っ込んだ大きな水溜まり。 その水面を見て私は凍り付きました。 泥で濁ってるはずなのに水面はまるで鏡 みたいに住んでいます。 そこから大勢の人間が私を見上げていたん です。 老人や若い女、そして私と同い年くらいの 子供。 甘水に揺らめきながら彼らは皆一応に盤面 の笑を浮かべています。 ですがその目は少しも笑っていませんでし た。 水面に浮かぶその顔たちの目は黒い ガラス玉のよう何の感情も映さずただちっ と私を凝視しています。 それは喜びや楽しみといった感情から 生まれるものではなく もっとで別のもののように感じました。 私は弾かれたように周りを見回します。 友人たちの心配そうな顔があるだけです。 恐る恐るもう一度水溜まりに視線を落とし ました。 彼らはまだそこにいました。 静かに笑いながら私だけを見ていました。 家に帰ると母が私の姿を見て絶しました。 どうしたの?全身泥だらけ。あ、頭 と母は私の額体の傷を手早く消毒し、1枚 の大きな絆創膏を貼ってくれました。 その日以来、私は水溜まりが台の苦手に なりました。 雨が降った日は固く視線を上げ、決して 地面を見ないようにして歩きます。 またあの人たちと目があってしまうのが 怖かったからです。 そして最近私は大学生になりました。 実家を離れ初めての1人暮らし。 大学近くのアパートは壁が薄いことで有名 ですが、家賃の安さが魅力でした。 何事もなく平穏な大学生活を送っていた ある日の朝。 その日に限ってどうしても落とせない必襲 の講義がありました。 なのに私は寝坊してしまいました。 もう最悪。 私は焦りながら鏡の前で化粧を始めました 。 下地を塗りファンデーションを叩き込む アイライナーを震える手で引き、前をかく 。 とにかく急がなければ その一心で私の手は機械的に動き続けまし た。 最後にリップを塗り終え、よし、間に合う とアンドしながら顔を開けたその時でした 。 鏡の中、 私のすぐ背後に彼らが立っていました。 夜スーツを着たサラリーマン。深く主の 刻まれた老夫人。 制服姿の学生。 あの時水溜まりの中にいたかれです。 皆一応にあの冒徳的な笑顔を浮かべ、あの 黒い目で私を見ていました。 それは忘れたんじゃなかった。 ただ心のくそに無理やり押し込んでいた だけのあの記憶の蓋がこじけられた瞬間 でした 。 私は短い悲鳴をあげ から顔を背けるとカを掴んで部屋から 逃げ出しました。 それからです。 彼らはもう水溜まりの中だけにとまらなく なりました。 反射するもの全てに自分たちの姿を表す ようになったんです。 鏡はもちろん電車の窓ガラス、スプーン、 そして何気なく手に取ったスマートフォン の黒い画面。 私が1人になった時、ふと視線を落とした 。必ずその中に彼らがいます。 そしてあの笑顔で私を凝視してくるんです 。 抗議中のことでした。 私はノートパソコンで必死に黒板を通じて いました。 ふとタイピングを止めた瞬間に黒くなった 画面に彼らの姿が映り込んでることに 気づきます。 私は無視を決め込んでキーボードを叩き 続けました。 その時肩に氷のように冷たい手がそっと 置かれました。 心臓が跳ね上がって反射的に振り返ります 。 ですがそこには誰もいません。 する恐る。もう一度ノートパソコンの画面 に視線を戻しました。 反所の中、 私の背後に立つあの市爆の老夫人。 その骨った手が私の方に確かに置かれてい ました。 最近と 鏡を見ると自分が笑ってることに気づくん です。 でもそれは私が笑おうとして浮かべてる 表情じゃない。 広角だけが不自然に釣り上がり、目は何の 感情も映していない。 あの人たちと全く同じ顔で 久々に実家に帰った時、玄関で私を出迎え た母がきや と短い悲鳴をあげたのも無理はありません 。 鏡に映らないその瞬間も私はあの顔をして いたんですから。 大学の講義もサークルも本当は楽しいはず なんです。 やっとの思いで入った大学なんだから ちゃんと卒業したい。 でももうあらゆる面で心が折れそうです。 いつ彼らがただ映るだけではなくまた触れ てくるのか。 との恐怖に怯える毎日です。 私が一体何をしたというのでしょうか? なぜ彼らに選ばれてしまったんでしょうか ? この悪夢は一生続くのでしょうか? 私はどうしたらいいんでしょうか まの幽霊。 俺が通ってるジムは深夜になると空気が 閉まる。 客が減り、静寂が訪れるからではない。 もっと別の何か 鉄の匂いをしたような重く冷たいやつが トレーニングエリアに満ちるのだ。 そして今では俺はその圧の正体が何なのか を知っている。 初めて彼を見たのは真夜中のフリー ウェイトエリアだった。 ベンチプレスをやろうとラックに向かうと 選客がいた。 身長180cmはあろうかという大男。 分厚い胸 流気した上腕二等金。 それは解剖学の教科書から抜け出してきた かのような完璧な肉体だった。 彼は何もない空間で黙々とダンベルカール を繰り返していた。 だがその両手にはあるべきはずのダンベル が握られていなかった。 しかしその動きは精密な機械のように完璧 だった。 筋肉の収縮と思考。その1つ1つの動きが そこに確かな重量が存在することを有便に 物語っていた。 俺は彼の邪魔をしないよう離れた場所で 自分のトレーニングを始めた。 数分後、 ふと彼の方を見ると、彼はまだ同じ場所で 腕を曲げ伸ばししていた。 その動きは先ほどと寸分の狂いもなく 繰り返されている。 汗1つかず、ただひたすらに見えない ダンベルを上げ下げしている。 その時、彼の体の輪郭がわずかに揺らぎ、 向こう側の壁が透けて見えた。 まさか 俺が息を飲んだ瞬間、彼はゆっくりと顔を あげた。 血の毛というものが一切感じられない。 のような顔。 目には光がなく、ただ虚空を見つめている 。 完璧に鍛え上げられた肉体とはあまりにも 対象的な全ての感情が抜け落ちたかのよう な脳面のような顔だった。 俺は声にならない悲鳴をあげ、その場から 逃げ出した。 翌日 俺はジムのスタッフにそれとなく訪ねてみ た。 昨日の夜中にすごい体格の人が トレーニングしてませんでしたか。 だがスタッフは軽減な顔で答えた。 ああ。いえ。昨夜のその時間帯、フリー ウェイトエリアにはお客様以外どなたも いらっしゃいませんでしたよ。 やはり彼は幽霊だったのだ。 このジムに現れるマッチョな幽霊。 それから俺は深夜のジムで彼と2人きりに なることが増えた。 彼はいつも同じ場所に現れ、同じメニュー を繰り返す。 見えないダンベルでのカール、見えない バーベルでのベンチプレス。 その全てが完璧なフォームだった。 俺は恐怖を感じながらもいつしか彼の動き から目が離せなくなっていた。 それはもはやトレーニングではなく一種の 神聖な儀式のようにさえ見えたからだ。 ある日、 俺がデッドリフトをしていると背後に 焼けるようなそれでいて氷のように冷たい 視線を感じた。 振り向くと彼がいた。 見えないバーベルを床に置いたまま俺の ホームをじっと見ている。 その顔に表情はない。 ただ無表情のまま俺の動きの全てをその うつろな目で見つめている。 俺は幽霊にフォームをチェックされると いう異常な状況に混乱した。 その夜から俺がデッドリフトをすると必ず 彼がすぐ後ろに立ち、俺の補助につくよう になった。 俺が少しでも腰を丸めたりフォームを崩し たりすると 背中に感じる冷たい圧が無言の失跡のよう にさらに重くのしかかるのだ。 だが彼の表情は変わらない。 ずっと無表情のまま。 すみません。気をつけます。 俺は誰に言うでもなくそうつぶき、彼の 視線に答えるように必死でホームを修正し た。 俺の頭は少しずつおかしくなっていたのか もしれない。 いや、おかしくなったんだろう。 トレーニングの目的は変わった。 自分の体を鍛えるためではない。 彼に認めてもらうために。 あの脳面のような顔にほんのわずかでも 認めたという感情を浮かばせるために 俺は取り憑かれたようにトレーニングに のめり込んだ。 仕事以外の全ての時間をジムで過ごした。 先日ジムのマシンが一部新しくなっていた 。 試しに使ってみようとするとすでに彼が そのマシンに座っていた。 そして見えないハンドルを握りしめ、完璧 なフォームでショルダープレスを行ってい た。 との筋肉の動き。 それは今までより明らかに高量を扱ってる ものの動きだった。 彼は死という停滞すら超越して今なお成長 を続けているのだ。 俺はその光景に絶望するどころか細胞の1 つ1つが換気に打ち震えるのを感じていた 。 俺が目指すべき高みはまだこんなにも先に ある。 今日も彼の視線を背中に感じながら バーベルをあげる。 いつかあの無表情を崩すことができる。 その日を夢見 皆さんから聞いた階段が1冊のホラー漫画 になりました。 誰にでも起こり得うる実談の世界をお 楽しみください。 そしてあなたの階談が本や朗読動画になる かもしれないイベントを全国各地で開催中 。 10人以下で階談を語り合う楽しい会で 参加費は無料です。参加者には特性キー ホルダーと3入り名刺をプレゼントしてい ます。11月は静岡県の静岡駅周辺でやり ます。概要欄の応募ホームから持ち込んで ください。 [音楽] はい、どうも皆さんこんばんは。こま団子 です。え、今回は4つの、え、階段話を 読ませていただきました。 え、ま、そうですね、あの、マッチョな 幽霊という話がね、うん、すごい面白かっ たなって思います。うん。 階段ってさ、ま、あの、怖い話ばかりじゃ ないじゃないですか。うん。やっぱりその なんつうんですかね。ま、いい話もあるし 、ま、ま、それこそ皆さんが知ってるよう に土球の怖い話もあるみたいな。うん。 あとは感動話とかもあるしね。で、今回ね 、あの、面白いなと思ったのが、ま、 ちょっと笑っちゃったんですよね、自分で 読みながら。うん。なんでしょう。なんか 面白いなっていううん。 マッチョな幽霊がなんかその指導してくる みたいな、ホームチェックをしてくる みたいなさ。そんな、そんな話聞いたこと ないよみたいなね。亡くなった後も トレーニングしてるってのはすごいっすよ ね。向上心がすごいよね。うー。ま、 すごいですよ、本当に。うん。 だから僕もちょっと読ませていただき ながら、もし自分もジムに通っていたらね 、あの、ちょっと、ま、そういう思いに なんのかなみたいな、この人にどうしても 俺は認められたいみたいなそんな感情に なんのかな。うん。 まあ、前自分ね、あの、 え、自宅から23分歩いたところ、23分 じゃないか、5分ぐらい歩いたところにね 、ジムがあってですね、そこはあの、よく 言ってましたね。うん。ていうのも、あの 、 体がね、怠けに怠けちゃってね。うん。 この10年ぐらいだからちょっと鍛えたい なと思って言ってたんですけども、ま、で ももう引っ越しちゃってそれからね、その ジムに行くことはなくなってで解約してね 、で、今はあの近くにねジムがないんです よ。だから自宅にジム器具を買ってですね 、今それをやっております。うん。今年 入ってね、すごいよ。俺10km以上痩せ てるからね。うん。 顔がね、やっぱ痩せないんだよね。痩せ にくいんだよね。ま、今お腹りの脂肪が こうめっちゃなくなってきててあれなん ですけども顔がね、まだあれなんで。うん 。まあでもなんか調べたらそうらしいっす ね。顔が本当に痩せるのは最後の方です みたいなさ。 ま、続けて有酸素運動とやっていきます。 はい。 やっぱ走んのがね、1番痩せますね。うん 。ルームランナーとか、ま、そういうのも ありますしね。家の中に。うん。ま、運動 っていいなって、え、最近思っております が、ま、そんな自分の話は置いといてね、 え、非常に面白い話だなと思いました。 はい。え、そして、え、水溜まりのお話も ありましたね。で、自分が、えー、ま、 そのなんか取り憑かれちゃってるみたいな 感じなんですかね。で、これからどうし たらいいかっていう話が最後の方にあり ましたけどもね。ま、とりあえず僕から 言えることはうん、なんだろう、お寺とか ね、いいんじゃないかなと思います。うん 。ま、とりあえずお寺行ってみてうん。 なんか話を聞いてみるっていうのはいいん じゃないかなと。うん。あとなんか色々 やってもらったりとかうん。あの、決して 手を出してはいけない。うん。ま、個人的 にね、思うのが、え、霊媒師さんとかです かね。 おお。 ま、な、どうにもなんかその昔から僕は そうなんですけどうん。あんまり信じられ なすね。うん。ま、中には本物の人もね、 もちろんいると思うんですよ。うん。でも 偽物があまりにも多いいと思うんで、ま、 あんまり頼りにしない方がいいんじゃない でしょうかって思いますね。昔さ、あの、 これ話したことないと思うんだけど、あと 動画とかでもね、あの、出てもらったりと かもしてない、してない人なんですけど、 えっとね、ま、昔その、ま、霊媒師の人が いて、ま、その人とね、話す機会があった んですよ。で、ま、本当に自分は霊感があ るっていうので、ま、色々とアドバイス できますよみたいな。うん。 で、僕も、ま、悪い人間だなとは思うん ですけども、ま、その人のことを信じてい なかったので、じゃあ、あの、ちょっとね 、嘘の情報をね、あの、折り混ぜて話をし たんですよ。で、あの、ま、僕はね、あの 、おじいちゃん子だったんですよねと。で 、ま、そのおじいちゃんと昔、え、ま、 あの、まるまる祭りというね、ところに 行って、で、そのね、そこでおじいちゃん に なんかね、洋風船だったっけなを取って もらったのがね、すごいあの思い出なん ですよね。みたいなこと言って、だから、 ま、昔からおじいちゃん子だったんで、 あの、ま、どうですかね?おじいちゃんと か見えますかって僕がね、聞いたんですよ 。そしたらね、ま、どうやらあの僕の背後 にそのついてるとで、おじいちゃんがね、 いつも見守ってくれてるって言うんですよ ね。で、そのお祭りでのね、その思い出が ね、ま、1番自分は心の中に残ってるとお じいちゃんが言ってますよと。で、あの時 の喜んだ顔とかまあなんだろう。ま、その ね、ま、すごいなんか残ってるんだよな みたいな、元気かみたいな感じで言われた んですよね、僕がね。 ま、その時点で僕は、あ、これ嘘だなと 思って。うん。というのも僕はその、ま、 確かにおじいちゃんのことは好きでしたよ 。ただでも僕が物心 う、そうですね。もううん。小学生に 上がるちょい前かな。それからちょい後 に亡くなっちゃって。で、おじいちゃんが 元からその もう僕らが接する時っていうのはもう病気 になってしまってたんで、そんなに接する 機会がなかったんですね。 で、そもそもそんなにもう歩けなかった っていうことで祭りにも一緒にいたこと ないんすよ。 なのにその、その霊媒師の方は、え、その お祭りに行ったという僕の嘘話を広げて ですね、あれやこれや言ってきたので嘘だ なっていう。ああ、そっか。じゃあおじい ちゃん喜んでるかって。じゃあおじい ちゃんもあの時のお祭り行った時がじゃあ 印象的だったんだねっていう。じゃあそれ はすごい嬉しいですねみたいななんか流し てね終わらし終わらしたんですけどやっぱ 嘘やんみたいな。 ま、正直その人以外にもね、ま、そういう 霊感があるっていう人と、ま、あったこと があります。ま、もうそれは何もあって、 で、ま、そういうあの、もう霊感があ るっていうことを職業にしている人たちも いたんですけども、ま、皆さんあの、当て られなかったっすね、僕のことを。うん。 だから、ま、信じてないちゃ、信じてない 僕は。うん。でも、ま、本物もいるん だろうな、世の中にはっていう感じです。 うん。だから、ま、愛にそういうところに 頼ってしまうと、ま、ちょっと危ないん じゃないかなっていう逆にね、ま、効果な ものを買ってくださいとか言われたりとか ね。うん。ま、僕は言われなかったすけど 。うん。まあ、なんかだから、ま、危ない よっていう感じすかね。お金は大事にし ましょう、皆さん。 それに行くんだったらお寺とか神社とか 行きましょうっていう 感じです、自分は。まあ、嘘がうまいよな 。うん。 あとは弁当箱という話が、ま、気になり ましたね。うん。ま、正直ど、どの話も 面白いなと思ったんですけど、ま、弁当箱 に関してはおじいちゃん何を知ってるん だろうって思ったし、そこの赤ずの、ま、 を管理してるのも多分おじいちゃんっぽい よね。うん。 ポスターがその弁当箱にね、その向ける ようにって、こう姿勢を向けるようにって 書かれてありましたけども、どういうこと なんだろうな。ま、例えばだから僕が想像 したのはうん、なんかこう横目で見てるね 、ポスターとかあったとしてで、その横目 をこう無理やり角度を変えてその面倒箱の 方にこう向けるようにっていうことなのか な。うん。目線のその矢印が全部その弁当 箱に行くみたいな感じなんでしょうか。 うん。でもそれも怖いよな。もう意味が わかんないというかね。うん。なんだろう ?やっぱ意味がわかんないことって怖い ですね。うん。あとその弁当箱もその部屋 の中央にポツンと置かれて るっていうのもさ、もう意味がわかんない しな。 はい。え、ま、そんなわけで今回のどのの お話も本当に興味深く読ませていただき ました。読ませていただきありがとう ございました。 はい。え、そんな感じで、え、この動画の 概要欄には、え、今度の11月に静岡で、 え、みんなで怪談をYイワイ話す会ご団子 100物語というものを全国でやってるん ですが、それが静岡であります。はい。え 、ま、本当にあの、緊張なさらずにみんな で本当友達のように話せる、え、場だと 思いますので、1人で、え、来る人も安心 安全です。はい。え、興味があったら是非 来てみてください。参加費はもちろん無料 で、え、であとね、え、それの詳細と、え 、なんだ、応募のURLが、え、概要欄に 記載されています。はい。是非チェックし てみてください。先日、あの、群馬でね、 あの、やらせていただいたんですけども、 いや、それも楽しかったなって思いますね 。群馬に関しては友達がいてね。で、その 友達 うんが住んでることぐらいしかわかんな いっていう全くの群馬初心者だったわけな んですけども、本当にあの街中ねすごい 良くてね。いや、いい場所だなって思い ましたね。うん。 本当に毎回さ、老若何女の人たちが集まる からね。すごいそれもまた嬉しいんだよね 。またいつかね、群馬でまたやらせて いただきたいなと思います。うん。ま、 いつになるか分かりませんが。はい。 え、あとはうん、インスタとTikTok もやってます。はい。そちらも是非見て ください。概要欄にUR、URL貼って あります。はい。え、以上ですかね。 そんなわけで、え、じゃまた次のお話でお 会いいたしましょう。 ごま団子でした。おやすみなさい。 [音楽]
⭐︎ごまだんご百物語⭐︎
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★お話募集フォーム
https://forms.gle/MA459p6xHJrveiQm7
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◾️おしながき
0:00 窓の景色
12:33 弁当箱
24:33 水たまり
37:38 マッチョな幽霊
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#鏡
#ジム
#怖い話
11件のコメント
いちこめだーっ
返信お疲れ様です🎉
今日もこまだんごさんの声で寝れますまたお願いします🙏
ごまだんごさんこんばんは😃🌃動画アップお疲れ様です😌💓😸
今回は「弁当箱」も「窓の景色」も「水たまり」も解決しなくてもやもやするお話でしたね。
もやもやすると気になって仕様がないんですよね。
更新ありがとうございました☺️
ごまだんごさん、こんばんは\(^▽^)/!
寝落ちせず、視聴出来ました\(^o^)/
マッチョな幽霊のお話、ちょい笑ってしまいましたw
ストイックな幽霊さんですね
ごまだんごさん、減量凄いですね(*´ω`*)
私も痩せたい〜。頑張ります(ง •̀_•́)ง
最近寒くなりましたね。お身体ご自愛下さいませ
マッチョな幽霊どんな感情で聴いたらいいんだコレ
窓の景色…思い出のマーニー的な感じですかね😂
水たまりに出てきた幽霊達と波長があってしまい、その人達が出てくると無意識に操られているのですね😓💦
何かにストイックに打ち込む姿は美しい。
それは幽霊でも生身の人間でも関係ない。
そんな姿に感化されて目標とするから筋トレも頑張れるのである。
本物の筋肉の妖精?
部屋の中央にお弁当箱…シュール笑☺️