【怖い話】「集合写真」「知らない通信簿」「文通」「ストーカー」「踏切の向こう」【怪談/朗読つめあわせ】
集合写真。 先日高校の同窓会があった。 10数年ぶりに会うカウブレと酒を飲み ながら昔話に花を咲かせる。楽しい時間 だった。 同窓会の終盤王から。あ、そうだ。 懐かしいものを持ってきたんだった と言って1冊の卒業アルバムを取り出した 。 俺たちが卒業した年のものだ。 うわ、若いな。この先生まだいんのかな? 皆でページをめくり完成が上がる。だが、 ある1枚の写真でその場の空気は一変した 。 修学旅行で撮ったクラスの集合写真だった 。 生徒も担任の教師も皆一応に笑顔で写真に 収まっている。 ただ1点を覗いて クラスの1番橋に移っている1人の女子 生徒静か で読書好きだったMさんの顔だけが古い インクのシミのように真っ黒く滲んで しまっていたのだ。 なんだよこれ。心霊写真かよ。 誰かが冗談めかしていったが誰も笑え なかった。 Mさんと特に親しかったが俯きながら ぽつりと言った。 M卒業してすぐね、病気で死んじゃったん だ。 この頃からずっと体調が悪かったみたいで 、 その場は死因とした思い空気に包まれた。 同窓会から数日後、幹事のAからクラスの グループラインにメッセージが届いた。 探したら俺のアルバムも出てきたわ。で、 この写真見て欲しいんだけど。 すぐにあの集合写真の画像が投稿された。 俺はその画像を見て息を飲んだ。 Aのアルバムに映っている写真ではMさん の顔は滲んでおらずはっきりと微笑んで いる。 だがその代わりにMさんの隣で1番明るく 笑っていたはずのサッカー部のTの顔が 半分ほど黒く滲み始めていたのだ。 この写真おかしくねえか? 俺がグループラインに書き込むと、他の メンバーも次々と 本当だ。なんだこれ と騒ぎ始めた。 それから2週間後のことだった。 Tがバイク事故で亡くなった。 同窓会でまたみんなでサッカーやろうぜと 笑っていたあいつが。 グループラインはパニックになった。 まさかあの写真のせいじゃ。 じゃあ次に滲むのは誰なんだよ。 な自宅にある自分の卒業アルバムを確認し 始めた。 そして恐ろしい事実が判明する。 アルバムによって滲んでいる顔が異なって いたのだ。 あるもののアルバムでは卒業後に海外で 消息を立ったクラスメイドの顔が また別のもののアルバムでは数年前に病子 した別の生徒の顔が まるで持ち主ごとに異なる死の予約リスト を見せられてるかのようだった。 そんな中、最初にアルバムを持ってきた王 から尋常ではない様子のメッセージが LINEに届いた。 やばい。俺のを確認したら そのメッセージと共に1枚の写真が投稿さ れた。 Dの顔のにはさらに広がり、その隣にいた 王子の顔が半分以上黒いシに侵食されてい た。 それを最後に王は連絡が取れなくなった。 警察が自宅を尋ねたが部屋はも抜けの殻で 彼はそのまま行不明になった。 俺は怖くて自分のアルバムを開けずにいた 。 押入れの奥にしまい込み見ないようにして いた。 だがどうにも気になる。 ある日の深夜胃を消してアルバムを 取り出し、震える手で問題のページを開い た。 だが俺のアルバムでは誰も滲んではい なかった。 MさんもTも行方不明の王もみんな楽し そうに笑っている。 よかった。俺のは大丈夫なんだ。 アンドのため息をつきアルバムを閉じよう としたその時だった。 写真の中のある一点に釘付けになった。 クラス全員がカメラのレンズの方を まっすぐに見つめている。 当たり前の集合写真の光景だ。 だがよく見ると1番橋に移っていた人物 だけが違った。 卒業後が最初に亡くなったはずのMさん。 写真の中の彼女は依前と変わらず微笑んで いるものの片腕が上がっていたのだ。 高校時代の俺を優しく指していた。 知らない通信本。 あれは俺がまだ小学生だった頃の話だ。 その日は1学器の修業式だった。 体育館での長い校長先生の話が終わり、 生徒たちは皆これから始まる夏休みのこと で頭がいっぱいだった。 教室に戻ると担任のT先生が1人1人の 名前を呼びながら通信簿を手渡していく。 俺も自分の名前を呼ばれ、緊張しながら それを受け取った。 家に帰りつき、俺は早速自分の部屋で通信 簿を開いた。 だが1番最初のページに書かれていた名前 は俺のものではなかった。 そこに書かれていたのは全く知らない生徒 の名前。 俺のクラスにもそんな名前の生徒はい なかった。 T先生が誰かと間違えて渡してしまったん だろう。そう思った。 俺は気になってその通信簿を見てみた。 国語算数理下社会 全ての強化の成績が完璧だった。 評価欄には最高の評価を示す印だけが ずらりと並んでいる。 そして1番最後のラン、担任の処刑ラン。 そこに書かれたT先生のインクの滲んだ 手書きの文章を読んで、俺は全身の血の毛 が引いていくのを感じた。 最初のうちはごく普通の褒め言葉が並んで いた。 Sさんはとても物静かな生徒です。 いつも教室の隅でクラスの皆の様子を静か によく見ています。 文章が中盤に差しかかるとはその内容は 徐々に奇妙なものへと変わっていった。 Sさんは時々他の生徒が考えていることが 分かるようです。 休み時間には誰も知らないはずの他の生徒 の秘密を楽しそうに口にすることがあり ます。 そしてSさんはもうここにはいません ですが、Sさんは今も見ています。 ずっと見ています。 Sさんは全てを見ています。 私たちは静かにしていなければなりません 。 Sさんに声を聞かれてしまいますから、 どうかお静かに。 俺は意味が分からなかった。 これはT先生の悪ふざけかなんかなん だろうか。 俺はその不気味な通信棒をカバに しまい込み、その日は何も考えずに眠る ことにした。 翌日、俺は学校へと向かった。 T先生が何かあったら学校に来いと言って いたからだ。 でもその何かとは何なんだろうか。 ひょっとしてこれのことなのか。 夏休みに入り生徒の誰もいないガラーンと した校舎 俺は職員室にいるはずのT先生に通信簿を 交換してもらうため思い足取りで廊下を 歩いた。 職員室にはT先生が1人だけ机に向かって 何か作業していた。 俺が 先生、すみません。昨日もらった通信簿の じゃありませんでした。 そう言うとT先生は ああ、そうか。すまんま。間違えたか と人の良さそうな顔で笑った。 だが俺が霊の通信棒先生に手渡したその 瞬間、 表紙に書かれたSという名前を見たT先生 の顔からすっと表情が消えた。 T先生はわなわと震える手でその通信簿を 受け取ると呪われたもんでも見るかのよう その通信をゆっくりと開いた。 そして最後まで読み進めると顔面蒼白の まま椅子に深く崩れるように座り込んだ。 はあ。 まだか 先生は誰に言うでもなくそう呟いた。 Sは昔この学校にいた生徒だ。 もう10年以上も前の話になる。 先生の話によると、Sという生徒は異常な ほど物静かで誰とも口を聞かなかったが、 人の心を読むような不思議な力を持ってい たんだとか。 他の生徒が隠している秘密や先生たちの 悩み事をなぜか全て知っていた。 生徒も教師も皆得体の知れないSのことを 心の底から恐れていたそうだ。 そしてある日、Sは学校から忽然と姿を 消した。 事件や事故に巻き込まれた形跡はなく、 最初から存在しなかったかのように消えて しまった。 机と椅子だけが教室の隅にポツンと空席の まま残された。 Sが消えてからこの学校では奇妙なことが 起きるようになった。 誰もいないはずの教室から視線を感じる。 誰も知らないはずの噂がいつの間にか 広まっている。 そして T先生は俺が持ってきたあの通信棒を 指さした。 そして楽器の終わりになると毎年ではない が時々こうしてSの通信簿がいつの間にか 俺の机の上に置かれているんだ。 それで誰か1人の生徒にこの通信簿が 間違って渡ってしまう。 S自身が次の相手を選ぶように。 5年前これを受け取ってしまった生徒はな 。はいや。なんでもない。 喋りすぎだと思ったのか。先生は急に口を つぐんだ。 でももう遅かった。 俺はすでに自分がとんでもないものを手に してしまったことに気づいていた。 T先生は机の引き出しから俺の本当の通信 簿を取りSの通信簿と交換してくれた。 とにかく忘れるんだ。何か変なことがあっ たらすぐ先生かご両親に相談するんだぞ。 先生はそう言って俺を職員室から追い出し た。 俺は自分の通信棒を固く握りしめ、逃げる ように学校を後にした。 家に帰りつき、俺は自分の通信簿を開いた 。 成績も名前も間違ってはいない。 俺はアンドのため息をついた。 あれから10数年が経つ。 先生が言っていた変なことというのは未だ に起きていない。 あれは一体何だったんだろうか。 分痛。 俺は昔から古いものが好きだった。 特にフル本屋の誇りとインクが混じった 匂いが好きで休日になると目的もなくただ 古い雑誌や書籍のページをめくって過ごす ことが多かった。 その手紙との出会いはそんなありふれた 休日の日のこと。 行きつけのフル本屋の隅に誇りをかぶった 古い雑誌の束があった。 10数年前の若者向けのカルチャーシ。 との1番最後のページに分通相手募集と いう今では見かけることもなくなった 小さなコーナーがある。 ほとんどの募集には写真と共に明るい自己 紹介が並んでいたが、その中で1つだけ 文章だけの控えめな投稿が俺の目を引いた 。 初めまして。病気のため、あまり家の外に 出ることができません。 本を読むことと音楽を聞くことが好きです 。 もしよろしければお手紙くださいませんか ? そのどこか墓げな文章に俺はなぜか強く心 を惹かれた。 ほとんど衝動的だった。 俺はその雑誌を買い家に帰るとすぐにした ため15年以上も前のその重所当てにいつ の手紙を書き送ったのだ。 返事など来るはずがない。分かっていた。 矢主は変わっているかもしれないし そもそもただの気まぐれだったんだから。 だが1週間後、俺の郵便受けに一通の 見慣れない封筒が届いていた。 住所はあの雑誌に書かれていたものと同じ だった。 震える手でふを切ると中から数枚の上質な 瓶が出てきた。 そこにはインクで書かれた細く整った 美しい文字が並んでいた。 その日から分通が始まった。 手紙はいつも彼女の身の周りのさやかな 出来事で満たされていた。 今日は窓から見える桜の木が満になりまし た。 新しいレコードを買いました。 古い外国の音楽です。 聞いていると知らない町を旅している気分 になれます。 最近体調が優れません。夜になると席が 止まらなくなるんです。 手紙の内容はいつも穏やかで静かだった。 だがやり取りを重ねるうちに俺はいくつか の奇妙な点に気づき始めていた。 Aが話題にする本や音楽はどれも今の流行 とは少しずれている。 俺が子供の頃に流行っていたものばかり だった。 そして彼女は時々ありえないことを書いて よこした。 木の手紙を描きながら窓の外を見ていたら あなたが駅の方へ歩いていくのが見えまし た。 お仕事の帰りでしょうか?とてもお疲れの ようでした。 俺が住むアパートと彼女が手紙を出して いるM氏の住所は電車を乗り継いでも数 時間はかかる距離だ。 俺の姿が見えるはずなどない。 俺は彼女が誰か別人と俺を勘違いしてるん だろうと思うことにした。 分通は1年近く続いた。 手紙の内容は次第に切実な響きを帯びる ようになった。 最近体がとても冷たいんです。 お布団にまっても温まりません。 お医者様はもうあまり時間はないと。 でも私は怖くありません。あなたというお 友達ができたんですから。 お願いがあります。1度でいい。あなたに 会いたいです。 もう時間がありません。どうか会いに来て はいただけませんか? その必生までの願いを呼んで俺は決意した 。 この顔も知らないでも誰よりも仲が良かっ た友人であるAに会いに行こうと。 俺は彼女からの最後の手紙をポケットに しまい、MC機の始発の電車に飛び乗った 。 手紙に書かれた住所を頼りに、俺はM氏の 静かな住宅街にたどり着いた。 目的の家はすぐに分かった。 少し古いが庭の手入れが行き届いた立派な 一見屋だった。 表殺にはKと書かれている Aの苗字だろうか。 俺は心臓が早くなりながらインターホンの ボタンを押した。 はい。 スピーカーから聞こえてきたのは年60代 ほどの穏やかな女性の声だった。 俺は自分の名前を言ってAさんのこういう 人度と告げた。 するとスピーカーの向こうで女性がはっと 息を飲むのが分かった。 数秒の沈黙の後、重い玄関ドアがゆっくり と開かれた。 そこに立っていたのは上品な雰囲気の、 しかしひどく水した表情の老夫人だった。 Kと名乗った彼女はAの母親だった。 ああ、Aのご友人がどうぞお分かり ください。 Kさんは俺を客前へと通した。 そして深ぶカと頭を下げ、涙を流しながら こう言った。 あの子のためにわざわざお越しいただいて ありがとうございます。娘もきっと喜んで いることでしょう。 俺はKさんにAさんとの分通のことを話し た。 そして彼女に会いに来たんだと告げた。 するとKさんは信じられないという顔で俺 を見つめた。 手紙Aと そしてゆっくりと立ち上がるとこちらへと 言って俺を家の奥のある部屋へと案内した 。 そこは女性の部屋だった。 本棚には古い小説がぎっしりと並んでいる 。 机の上にはアンティークのレコード プレイヤー、 そして窓の辺りには空っぽの車椅子が ポツンと置かれていた。 部屋の様子は手紙の中で描写していたその もの だが部屋全体がうっすらと埃りをかぶって いる。 Kさんは机の上に置かれた1枚の写真を 指さした。 そこに映っていたのは長い神の真の強そう な美しい少女だった。 娘のAです。 彼女は手紙の雰囲気から想像していた女性 そのものだった。 それでAさんは今どちらに? 俺が言いる前にKさんは泣き崩れてしまっ た。 あの子は部はもうおりませんの。この部屋 でなくなりました。もう15年も前のこと です。 病気でずっと学校にも行けませんでした。 手紙を出すようなお友達も1人もおりませ んでした。 俺はKさんの言葉の意味が理解できなかっ た。 頭が真っ白になった。 では俺がこの1年間手紙をやり取りしてい た相手は一体誰だったというのだ。 俺は自分の鞄からAから届いた最後の手紙 の束を取り出しKさんに見せた ですが現に俺はこの手紙を Kさんは震える手でその手紙を受け取った 。 として底に書かれた懐かしい娘の筆跡を 愛しそうに指でなぞった。 彼女の目から大粒の涙がলেন線の上に ポタポタと落ちる。 の子の時代は きっと天国からあなたへ分通していたのか もしれません。 娘はずっとお友達を欲しがっていました から、 あの子の15年越の願いをあなたが叶えて くださったんですね。ありがとうござい ます。 Kさんは涙で濡れた顔をあげ、俺に向かっ て静かに。しかしどこか嬉しそうに微笑ん だ。 その言葉に俺は返す言葉が見つからなかっ た。 Kさんは涙を拭うと よろしければあの子に挨拶をしていって あげてください。 そう言って俺を仏壇のある部屋へと案内し た。 仏壇は綺麗に磨き上げられ、新しい花が 備えられていた。 そして中央にはあの写真と同じ優しい笑顔 が飾られていた。 俺は静かにその前に座って手を合わせた。 1年間俺の心を支えてくれた顔も知らない 友人へありがとうと。そしてどうか安らか にと 心の中でそう語りかけた。 手を合わせ目を開けたその瞬間 どこからか鈴の根が鳴った。 俺はその音を彼女からの最後の返事のよう に聞いた。 その日以来手紙が届くことはなくなった。 今までやり取りした手紙はどうすることも できず開いた缶の中に入れて保存している 。 向こうで元気にしてるといいな。 か。 俺は金がなかった。 使っていたスマートフォンが壊れた時も 新品を買う余裕はなく、ネット オークションサイトで中古のものを探した 。 備品初期化家済みと書かれた1世代前の 機種が安く出品されていた。 俺はそれを落殺した。 数日後、自宅に小さな箱が届く。 早速SIMカードを差し替え電源を入れる 。 だがホーム画面が表示された瞬間俺は潜め た。 壁紙は見知らぬの若い女の笑顔の写真。 アプリも前の持ち主のものらしきものが そのまま残っている。 話が違う。初期化されていないじゃないか 。 パスコードもなかった。 出品者に連絡する前、自分でデータを消去 しようと設定画面を開く。 その前に少しだけ気になってフォト アルバムのアイコンに触れた。 中には大量の写真が入っていた。 ざっと見ただけでも1000枚は超えて いる。 俺は少しの罪悪感とそれを上回る好高奇心 に駆られせっかくなので1番古い写真から その見知らぬ誰かの生活を追体験すること にした。 最初の数百枚はアリフレタに日常の記録 だった。 写真のほとんどに同じ若い女が映っている 。 おそらくこのスマホの前の持ち主だろう。 友人たちとの飲み会、カフェで撮った ランチの写真 旅行先での自撮り。 彼女は改活でよく笑う魅力的な女性に見え た。 俺は他人のプライベートのアルバムを盗み ている配徳感に使っていた。 だが写真の日付が新しくなるにつれ、 アルバムの雰囲気が少しずつ変わっていく ことに俺は気づいた。 女が1人で映っている写真が増え始めた。 それも自撮りではない。 誰かが彼女に気づかれずに遠くから撮影し た写真だ。 俺はゾっとした。 これは彼女を必要に追い回していた ストーカーの記録だ。 だが同時に奇妙な疑問が頭をよぎる。 もしこのスマホの持ち主がストーカーなら なぜ彼女の自撮りや友人とのプライベート な写真がこんなに大量に入ってるんだ。 答えはすぐに思い当たった。 SNSだ。 犯人は彼女のInstagramか何かを 特定し、そこに投稿された写真を何年分も 1枚残らずこのスマホに保存していたのだ 。 彼女の人生をデータとして収集し、所有 する。 その執年深さを理解した時、俺は盗撮写真 を見た時とはまた違う粘りつくような恐怖 を感じた。 写真の日付を追っていく。 ストーカーの撮影した写真はどんどん エスカレートしていった。 彼女のアパートの窓、カーテンの隙間から 室内を望遠レンズで撮影した写真。 そしてついにストーカーは部屋の中へと 侵入した。 ソファーで眠る無美な彼女の願。 テレビを見ている後ろ姿。 全て彼女に気づかれずに撮影されている。 警察に届けるべきか、俺は本気で悩み始め た。 俺は恐怖で指が震えるのを必死にこらえ、 アルバムの最後までスクロールし続けた。 残りの写真はあと1枚。 そして最後の写真。 俺は声にならない姫をあげた。 それは自撮りの写真だった。 だが撮影したのは彼女ではない。 撮影者は痩せて血の毛のうせた顔の若い男 だった。 その目はくぼんでいて不気味な笑を浮かべ カメラを見つめている。 そして男の背後 薄暗い部屋の中 写真に映っていたあの彼女が椅子に 縛りつけられ、口にはガムテープが貼られ ていた。 その目は恐怖と絶望に見開かれていた。 これはある男の狂気的な犯罪の記録だった のだ。 俺はパニックになりながらもすぐに警察に 通報した。 駆けつけた刑事のAと名乗る男にスマホを 渡し、俺が見たもの全てを話した。 刑二は俺の話を真剣な顔で聞いて、スマホ を証拠品として預かっていった。 それから数週間後、 俺が事件のことを忘れた頃、刑事のAから 電話があった。 あなたが見つけてくれたスマホの件ですが 、少し進展がありました。 写真の男の身元が判明しました。 名前はいい。 数年前に家族から捜作願いが出されてい ました。 そして写真の女性も同時期に行方不明に なっていたことが確認されました。 おそらく事件はEの反抗で間違いない でしょう。 そしてそのいいですが遺体で発見されまし た。 女性が行方不明になった数日後、三道で 引き逃げ事故にあっていたようです。 犯人はまだ見つかっていません。 引き逃げ。 ちなみになんですが、スマホを発見した 出品者は配品回収の男でしてね。自己現場 近くの崖下で偶然見つけたそうですよ。 車から放り出されたんでしょう。 俺は霊を行って電話を切った。 引き逃げ事故見つからない犯人。そして 偶然発見されたスマホ。 俺はその事故のことをよく覚えている。 あの雨の夜 誰もいない暗い三道。 車のヘッドライトに突然何かが飛び出して きた時のあの鈍い衝撃あ。 踏切りの向こう。 目を開いた瞬間、そこは踏切りだった。 なぜ自分がこんな場所にいるのか分から ない。 カンカンカンカン という桁たましい渓谷音。 目に突き刺す石灯の明り。 左右から遮断機がゆっくりと降りてくる。 俺は線路の真ん中に立ち尽くしていた。 体が動かない。右を見る。 闇の向こうから巨大な光の塊が猛烈な速度 で近づいてくれ。 強音衝撃 体がバラバラになる感覚。 熱い鉄と砕けた骨の匂い。 誰かの絶叫が頭の中で反響する。 視界がぐにゃりと歪んで俺はアスファルト の上に叩きつけられた。 まだ意識があった。 だがそこはもう踏切りではなかった。 地面から無数の腕が生えていた。 黒く乾いた土の中から伸びる何百本もの腕 。 その腕たちが俺の体を掴んで血の底へと 引きずり込もうとする。 嫌だ。話せ。 声にならない叫びをあげたその時だった。 円から光が刺した。 光の中に1人の女が立っていた。 背中に大きな白い翼を持つその女は俺が今 まで見たどんな人間よりも美しかった。 彼女は俺に向かってそうと手を差し伸べる 。 俺は夢中でその手を取った。 彼女の指は氷のように冷たかった。 彼女は俺の手を強く引き、体がふわりと中 に浮き上がる。 地面の腕たちが悔しそうに空を掴んだ。 俺たちは上と登っていく。 意識が遠いでいった。 と目を覚ます。 そこは見慣れた小学校の教室だった。 目の前には担任の先生が立っている。 周りではクラスメイトたちの騒がしい声が する。 俺は自分の手を見た。 小さくか細い子供の手だった。 夢かり にも鮮明で残酷な夢。 俺はそう思った。 そしてその日から俺は小学生としての 新しい人生を何事もなく生きていった。 あの夢の記憶は成長と共に薄れ、いつか心 のクそに陳電していった。 ただあの天使の顔だけは忘れなかった。 時より夢に出てきては俺に優しく 微笑みかける。 そのまま何事もなく成長し、俺は大人に なった。 ある休日、 俺は理由もなくある海沿いの町を訪れた。 古い写真で見たその町の風景に強く心を 惹かれたのだ。 初めて来るはずのその町だが、なぜか 不思議な騎士感に満ちていた。 駅前の商店街、古びた映画館、塩の香りが する言道。 俺は何かに導かれるようにフラフラと街を 歩いた。 そしてある場所で俺は足を止めた。 踏切り。 古びだ。小さな踏切りだった。 その光景を見た瞬間、俺は思い出した。 ここを知っている。 俺はここに来たことがある。 カンカンカンカンカン 。 渓谷音がなり始める。遮段機が降りてくる 。その瞬間だった。 忘れていたはずのあの夢が俺の脳内で完全 に再生された。 電車の合音、体が引き裂かれる激痛、無数 の腕、そして助けてくれた天使の顔。 晴れは夢ではなかった。 俺はここで1度死んでいる。 そのどうしようもない事実が確信となって 俺の全身を貫いた。 俺はその場で膝から崩れ落ちた。 電車が目の前を通り過ぎていく。 やがて渓谷音が止んで遮断機が上がる。 俺は震えながら顔を開けた。として踏切り の向こう側を見たな。 そこに1人の女性が立っていた。 静かにこちらを見つめている。 その顔を見た瞬間、俺の頭の中にさらなる 記憶が舞い戻ってきた。 初めて手をついだ日の思い出 ないことで笑い合った放課後の教室。 俺は忘れていた名前を無意識に呟いていた 。 ええ、 恋人だ。 俺が前世で愛した人。 年を取った。だがおかげは確かに残って いる。 Aだ、 俺のかつての恋人Aがそこに立っている。 俺にも前世のおかげがあったんだろうか。 彼女は俺を見ると何かに気づいてはっと足 を止めた。 叫ぼうとして口を開く。 だが声は出なかった。 彼女はフラフラと一歩踏み出す。そして 立ち止まる。 俺たちの間には線路が横だわっていた。 Aは涙むと自分の胸にそっと手を当てた。 として俺に向かって1度だけ深く頷いた。 ありがとうともさようならとも取れる。 そんな頷きだった。 彼女はキびを返し、俺に背を向けた。 隣に立つ夫らしき男の腕を取る。 そして小さな子供の手を引きながら 歩き去っていく。 そのまま2度と振り返ることなくざっとの 中へと消えていった。 お互いそれぞれの新しい人生を歩んでいた 。 周りの人間はもちろん何も事情を知らない 。 どけよと言わんばかりに体を仕込んで 立ち止まってる俺をのけ歩き去っていく。 の時なぜ俺は死んでしまったんだ? それから10数年経った。 俺は今でも独身だ。 皆さんから聞いた階談が1冊のホラー漫画 になりました。 誰にでも起こり得うる実談の世界をお 楽しみください。 そしてあなたの階談が本や朗読になるかも しれないイベントを全国各地で開催中。 10人以下で階談を語り合う楽しい会で 参加費は無料です。参加者には特性キー ホルダーと3入り名刺をプレゼントしてい ます。 10月の会場は群馬県の高崎駅周辺。 そして11月は静岡県の静岡駅周辺でやり ます。概要欄の応募フォームから持ち込ん でください。 チャンネル登録50万人記念。この夏怪談 朗読を開催します。料金は大人2000円 、高校生以下は1000円。概要欄に応募 URLが貼ってありますので、そちらから 応募してください。この夏とおきの階段で みんなでざっとしましょう。 え、そして今年の9月15日月曜日祝日 ですね、え、岩手県の大船で行われる、え 、怪談イベント気仙期談会にも参加させて いただきます。 え、詳細は概要欄に記載しておきますので 、え、是非ぜひこちらも、え、皆さんお 越しください。 はい、ということでどうも皆さん こんばんは。こま団子です。え、今回は 怖いお話を5つ読ませていただきました。 うーん、そうですね。ま、どのお話も興味 深かったんですけども、ま、僕が1番今回 ぐっと来たのは踏切りの向こうですかね。 うん。 ま、おそらく生まれ変わりの話だと思うん ですけども、まあ偶然というか導かれる ようにその踏切りにね、またあの行って しまってで、そこでま、前世の恋人の方 うん。かなり生まれ変わりが早いですよね 。うん。生まれ変わりのスピードって どんなもんなんでしょうね。ま、わかん ないけど、ま、すぐに生まれ変わったっ ぽくて、で、その時の、え、前所の恋人ね 、えっと、ばったり合ってしまったって いう。これは何とも言えないよな。うん。 うん。なんか胸にめちゃくちゃ来ましたね 。うん。 お互いね、あの、その存在に気づいて、で 、きっと、ま、生まれ変わった必さんと いうのは、ま、きっとその見た目とか、ま 、そういうものが違うんでしょうけども、 そこに、ま、重影というものがあったから なのか、ま、一瞬だけ、あ、一瞬でもあの 人だって気づいてうん。ま、お互い好き だったんだろうなっていうね、きっとまあ 亡くなった時にその恋人のAさんがまあ いっぱい悲しんだんでしょうけどそれでも 前に進んでね、今はもうね、家庭を気づい てで、お子さんもいて隣には旦那さんもい るっていううん。必さんが一図な感じなの もね、ぐっと来たしね。うん。今でも独身 だって言ってましたけど、まあね、まあ 今は生まれ変わって別の人間になったし うん。まね、新しい恋人探したりとかまあ ね、必者さんも幸せになっていいんじゃ ないかなっていう。ま、幸せになって ほしいなっていう。ただただそれだけか なって思いました。うん。 え、そして分通という話もありましたね。 分通っていう言葉自体がもう結構懐かしい ですよね。うん。ま、とはいえ自分も分通 世代ではないんですけどね。うん。ま、 なんか昔のね、そういう雑誌とかなんか そういう場所に昔はね、あの分相手募集 みたいなのってあったって聞きますよね。 うん。でもまさか亡くなった方と分通して たみたいなね。うん。聞いたことない話だ なと思いましたね。ま、不思議なのがその 女性がどうやって手紙をね、送っていた かっていうことですけども、ま、なんか誰 かの体を借りてなんかやってたんですかね 、そういうことをね。うん。て僕は思い ました。うん。この世からね、その実態の あるものをこうこの世に届け るっていうのは、ま、難しいというか、 そんな話聞いたことがないので、ま、多分 誰かに取り着いてすいませんっていう感じ で取り着いて、ま、なんか手紙送ってたの かなみたいなね。うん。そんな感じに思い ましたけども、ま、これも何ともうん、ま 、切なうん。だけど、ま、浮かばれたのか なみたいなね。ま、いろんな感情になるお 話でした。はい。 さあ、そんなわけで今回のどのお話も本当 に興味深く読ませていただきました。え、 読ませていただきありがとうございました 。はい。え、そしてこの動画の概要欄には 、え、今度の8月30日に、え、横浜の、 え、で、え、イベントをやるんですけども 、え、それの、え、詳細と、え、URL 貼ってあります。え、あと9月15日、え 、岩手県の大船と、え、で行われる気仙 単階という会談イベントに参加させて いただきます。え、ま、その回もね、その イベントもめちゃくちゃあの素晴らしい でしてね、なんつうかね、あったかいしね 、うん、温かいなっていううん、イベント ですね。それでいて、え、階談怖いよって いう、え、そういうイベントなんで、え、 是非ぜひ皆さん来てください。あの、交流 会とかもあるんでね。はい。あの、 イベント終わった後に交流会あるそうなの で、え、それもね、今回からかな。だから 非常に楽しみです、僕もね。はい。え、 是非、え、現場で、現場ではい。え、会場 で僕と握手。はい。 え、そんな感じで、え、概要欄に2つの イベントの詳細貼ってあります。はい。 よろしくお願いします。はい。えー、 じゃあまた次のお話でお会いいたし ましょう。ごま子でした。おやすみなさい 。 [音楽] うん 。 うん。
⭐︎出演イベント情報⭐︎
【8/30神奈川-横浜イベント詳細】
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02y9z6i474h41.html
チケット予約はリンク先のページから出来ます。
【9/15岩手-大船渡イベント詳細】
https://x.com/kesenpure/status/1944955137367400937
チケット予約はリンク先のアカウント様へ直接DMしてください。
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⭐︎ごまだんご百物語⭐︎
ごまだんごと皆さんでたっぷり仲良く怪談を語り合う会!
参加費無料です。
【10月会場】
群馬県の高崎駅周辺
【11月会場】
静岡県の静岡駅周辺
ご応募はこちらから!↓
https://forms.gle/YPVTnw2YyzvpZc897
※当選された方のみメールで返信させていただきます。
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📸instagram
https://www.instagram.com/gomadangohd/?utm_medium=copy_lin
🎬TikTok
@gomadangohdkun820
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視聴者の実話怪談をホラー漫画化!
「眞霊 ほんとに沼る実話怪談」(KADOKAWA)
https://x.gd/8mzye
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★お話募集フォーム
https://forms.gle/MA459p6xHJrveiQm7
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◾️おしながき
0:00 集合写真
8:22 知らない通信簿
19:09 文通
34:46 ストーカー
44:30 踏切の向こう
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#踏切
#心霊写真
#怖い話
17件のコメント
ごまだんごさんこんばんは😃🌃動画アップお疲れ様です😌💓😸
こんばんは、さて寝ますおやすみなさい
こんばんは☆
更新ありがとうございます。お盆でまったりしているので今から聴かせてもらいます😊
更新お疲れ様です
旅先での睡眠のお供に聞かせていただきます😴
お盆の時期ですね👻🥳
夜更かしBGM♪で聞いてます😋
TONE一緒だけど、夜は一段と怖い(・ัω・ั)
踏切の話は涙が出た。
15年前の雑誌の文通、その手紙てっ天国の彼女と文通してたてっ事😢
「集合写真」怖かったです😱
最初だったからか、パンチがありましたね
あと「文通」
これまた、不気味で怖い😨
ごまだんごさんの上手な語り口が更に怖さを増していました。
文通、またボロボロ泣いちゃった😢
体調が優れないのですが、ごまさん聴いて癒されてます😊
動画ありがとうございます。眠れそうです。助かります。
こんばんは😃🌃
お疲れ様です。
癒しの声、ありがとうございます。
ぐっすり眠れます。
おやすみなさい
文通は…泣ける
時間を超えてきた手紙🥹
天国にいるからこそ
距離や場所は関係なく相手の姿が見えるんやね ✉️
昔やったゲームで、主人公とその前世の人物が同時に学校通ってて、生まれ変わりに関して「時間は一定方向に規則正しく流れてる訳じゃない」って話しにゾックときました。
ゲーム名ビタイチ思い出せない、またやりかたいかも
ストーカー怖すぎて寝れん、
ストーカー…そうきたか!