【怖い話】「視えすぎる」「公園のE」「挨拶」「窓の女」「笑顔の日」【怪談/朗読つめあわせ】

見えすぎる。 私は昔から占いが好きだった。 雑誌の星占いから街かどの手占いまで色々 なものを試してきた。 そんな私がずっと気になっていたのが予約 が数ヶ月先まで埋まってるという占い師A の店だった。 1日に入れる客の数は極わずか。それでも 予約希望者は後を立たない。 その理由は適中率の高さとそして時折り 見えすぎることにあると噂されていた。 予約してから長い月日が経ち、ようやく私 の番が回ってきた。 指定された場所は古い雑魚ビルの一室。 ドアを開けるとむっとするような濃い先行 の香りが花をついた。 部屋の中は薄暗らく老婆が1人椅子に座っ て私を待っていた。 この人がAさんらしい。 お座りなさい。 低いしゃがれた声だった。 私は促されるまま彼女の迎えの席に腰を 下ろす。 Aさんは何も聞かず私の手を掴んだ。 そしてシだらけの指で私の手のひを ゆっくりとなぞり始めた。 ふーん。 ほう。 時より何かを納得したように頷く だがその意味を教えてはくれない。 次に彼女は目の前に置かれた大きな水晶玉 に手をかざした。 水奨玉の中をじっと覗き、また うーんうーん と小さくなる 沈黙が重くのしかかった。 私はただ彼女の次の言葉を待つことしか できなかった。 やがて彼女は顔をあげ、その深く暗い瞳で 私をまっすぐに見つめた。 そして占いとは全く関係のない言葉を唐突 に口にした。 あんたの髪の毛の間 が1人こっちを覗き込んでるよ。 私は息を飲んだ。 レイだね。そいつはあんたをひどく恨んで いる。 Aさんは静かに行った。 恨まれるような覚えはありません。 私は過じでそう答えた。 そうかい。私にはね、少しだけそういう ものが見えるのさ。 うー、 そうか。そのバックだね。 バック。 その言葉に私はハッとした。 私が今日持ってきたこのブランドバッグ。 それは1週間前中古品を使うサイトで格安 で手に入れたものだったのだ。 状態も良く掘り出し物を見つけたと喜んで いた。 私の表情の変化を読み取ったんだろう。 さんはゆっくりと語り始めた。 その区調はもう占い師のものではなかった 。 淡々と事実だけを告げていく。 そのバックの前の持ち主は若い女だった。 恋人からもらった大事なものだったん だろうね。 だがその女は強盗に会い殺された。 犯人は女の財布だけでは飽きたらず、その バックも奪って七夜に流したのさ。金欲し さにな。 私は言葉を失った。 Aさんの話は続く。 犯人はまだ捕まっちゃいない。だから女は 浮かばれないのさ。 恋人がくれた大事なバッグ。その強い念 だけがこの世に残り。新しい持ち主である あんたを見栄えなく恨み続けている。 このままじゃあんた危ないよ。 ではどうすればいいのか。 私が尋ねる前にAさんは言った。 そのバッグをお払いに持っていきな。 そしてきちんと処分してもらうんだ。 そうすればバックに囚われた女の霊もい なくなり、時期に犯人は捕まるだろうさ。 そう言うと彼女は何かを考えるように少し 目を閉じ、そして言った。 そうさねえ。犯人が捕まるのはまるまる駅 だ。 そこで占いの時間は終わりとなった。 Aさんはそれ以上何も言わず、私は半ば 追い出されるようにして部屋を出た。 私はAさんの言葉を信じた。 その足で大きな寺へ向かい、事情を離して バッグを払いしてもらい、そのまま処分を お願いした。 不思議なことにバックを手放した瞬間、今 までずっと感じていた肩の重みがすっと 消えた気がした。 数ヶ月後、 私はもうあの日の出来事を忘れていた。 ある日の夜、自宅で何気なくニュース番組 を眺めていた時のことだった。 速報です。先ほどまるま駅の校内で強盗 殺人事件の犯人バツバツの身柄が確保され ました。 テレビ画面に映し出されたのは警察に連行 される1人の男の顔。 そしてニュースキャスターが語る反抗の 内容。 数ヶ月前、若い女性を殺害し、金品を奪っ たとのこと。 私は直感した あのバッグの前の持ち主を殺した犯人だ。 テレビの前で呆然と立ち尽くした 犯人が捕まった。 そしてその場所はAさんが予言した通り まるまる駅だった。 私はもう2度と中古品を買うことはない だろう。 公園のいい。 俺が小学生だった頃、夏休みはいつも 蛍公園で遊んでいた。 うだるような暑さの中、友達と集まっては かれんぼや鬼ごっこに夢中になった。 そんな俺たちの遊びの間にいつの間にか 加わっていたのがいいだった。 いは俺たちとは違うS小学校に通ってると 言った。 日に焼けた肌にいつも膝にすり傷を作って いる。 どこにでもいる普通の少年だった。 彼はかれんぼが異常にうまくどんなに探し てもいい自身が自分で出てくるまで誰も彼 を見つけることはできなかった。 次の年の夏休みもその次の年の夏休みも いいは決まって蛍光園に現れた。 俺たちは彼がいることをごく自然なことと して受け入れていた。 やがて高学年になると俺たちの遊び場は 公園から友達の家のゲーム画面へと映って いった。 自然と蛍光園に集まることもなくなり、 いいともいつしか会わなくなっていた。 次にEの姿を見たのは俺が中学3年生に なったある日の放課後だった。 たまたま蛍光園の近くを通りかかった俺は 懐かしさから中を覗いてみた。 公園は静に帰っていた。 ただ1人ブランコに座ってゆっくりとそれ をこいでいる少年がいる。 いいだった。 服装も髪型もその小柄な体も小学生のあの 頃のまま 俺は全身の地がさっと引いていくのを感じ た。 遠目に見ても間違いなくいいだ。 だがおかしい。ありえない。 俺は気味悪くなってその場から逃げ出した 。 家に帰って俺は母に何気ないふりをして 尋ねた なあ。S小学校ってどこにあるか知ってる ? すると母は巨団とした顔でこう答えた。 エース小学校。あら、懐かしい名前ね。 それお母さんが子供の頃に通っていた学校 の名前よ。 その後町の学校が合併してあんたが通って いたH小学校になったの。 もう何十年も前の話よ。 俺は言葉を失った。 いいは俺たちが遊んでいたあの夏の日の 公園にずっと1人だけ取り残されていた 古い時代の亡霊だったのだ。 その次の日 俺はもう1度だけ蛍公園に行った。 だがいの姿はどこにもなかった。 それ以来俺が彼を見ることはなかった。 時が流れ、俺は大学を出て地元の会社に 務めた。 やがて1人の女性と結婚し、1人の子供を 授かった。 あの日々の記憶もすっかりと薄れていたな 。 ある休日の午後、 俺は自分の子供を連れてあの蛍光園を訪れ ていた。 俺が子供の頃にしたように息子は砂場で山 を作り楽しそうに遊んでいる。 うん。またね。いー君。 息子が誰に言うでもなく大きな声で言った 。 その名前。 俺は忘れていたはずの記憶の扉がこじ開け られるのを感じた。 今誰と話してたんだ? 俺が訪ねると息子は屈のない笑顔で答えた 。 いい君いつもここで遊んでるんだ。S小 学校に通ってるんだって。 間違いない。言いだ。 あいつは今もこの公園にいるのか。 だが俺は恐怖よりも先に懐かしさのような 不思議な感情に包まれていた。 俺たちのことを覚えているんだろうか? い君どこにいるんだ? 俺がそう言うと息子は公園の一角を 指びさした。 ほらあそこだよ。 俺は息子が指刺す方を見た。 そこは古びたジャングルジムの影になった 場所だった。 そしてそこにそれは立っていた。 それはいいではなかった。 俺が知っている日に焼けた少年などでは 断じてなかった。 そこに立っていたのはどス闇そのものだっ た。 人の形はしている。子供くらいの大きさだ 。 だがその輪郭は影ロのようにぐにゃぐにゃ と歪んでいる。 それは影ではなかった。 影は光がなければできない。だが、それは 真昼の強い日差しの下でさえ、光を一切 反射せず、周囲の光景をその内側へと 吸い込んでいる。 手足は異様に長く細い、 黒い木の枝のようだった。 顔があるべき場所はのっぺりとしており、 何もない。 だが俺には分かった。 その何もないはずの顔がこちらを俺と俺の 息子をじっと品定めするように見ているの が 全身から王冠と本能的な危険信号が 成り響いた。 あれはダめだ。あれはこの世に存在しては いけないものだ。 俺は息子に ひい君というのは晴のことか と震える声で訪ねた。 息子は国りと無邪気に頷いた。 うん。でもいつもはい君の姿なんだけどな 。たまに穴っちゃうんだ。 俺は絶叫そになるのを必死でこらえ、息子 の腕を強く掴んだ。 そして もう帰ろう とだけ言い、無理やり息子の体を引きずる ようにしてその公園から逃げ出した。 息子は何が起きたのか分からず泣きじくっ ていた。 俺は2度とあの公園には行かない。そして 息子にも決してあの公園に近づいてはなら ないと硬く言い聞かせた。 いい。 あの人なつっこい笑顔な少年。彼は一体何 だったんだろうか。 あの黒い化け物が子供をおびき寄せるため の偽りの姿だったのか。 それともいいという少年は本当に存在し、 あの化け物に取り込まれてしまった最初の 犠牲者だったのか。 もう確かめようもない。 挨拶。 俺が住むアパートの隣の部屋にはTさんと いう女性が住んでいる。 上品で物の柔らかいし初老の女性だ。 俺たちは毎朝同じくらいの時間に家を出る 。 として決まって廊下ですれ違い挨拶を かわす。 おはようございます。おはようございます 。 それだけの短いやり取り だが、その穏やかな挨拶は1日を始める ための心地よい合図になっていた。 この単調で平和な日常に最初の気裂が入っ たのはある月曜の朝だった。 その日俺は会社で気が思い会議を控えてい た。 部長への報告がまだまとまっていない。 どう切り抜けようか。 そんな憂鬱な考えで頭をいっぱいにし ながら玄関ドアを開ける。 ちょうど隣のドアも開いてTさんが出てき た。 いつものようにああ、おはようございます と声をかけようとした俺より先に彼女が にやかに行った。 今日の会議気が重いですね。うまくいくと いいですわね。 俺は凍り着いた。なぜそれを? 俺は驚きのあまりまともな返事もできず 曖昧に餌釈だけして逃げるようにアパート を後にした。 偶然だろう。 あるいは俺が玄関の前で何か独り言でもいいのかもしれない。俺はそう自分に言い聞かせた。だがその日から [音楽] Tさん の朝の挨拶は完全におかしくなった。彼女はもう 2度とはようございますとは言わなかった。 その代わりに俺がその瞬間に考えてること を正確に言い当てるのだ。 ある朝は寝坊しそうで慌てていた。 心の中ではまずい遅刻すると焦っていた。 Tさんは言った。 電車に乗り遅れると大変ですものね。お 急ぎなさいな。 またある日は給料日前で財布が寂しかった 。 昼飯はどうしようかと考えていた。 Tさんは言った。 月末は何かと物入りですものね。節約も 大切ですわ。 週末に会う恋人のプレゼントを何にしよう か考えていた時には Sさん甘いものがお好きだといいです けれどね と微笑んだ。 俺は言いよのない恐怖に襲われた。 Tさんは俺の心を呼んでいる。 そんなバカなことがあるはずがない。 俺の部屋に登場機でも仕掛けられてんのか 。あるいは俺のSNSを監視している ストーカーなのか。 あまりに怖くなった俺は業者を呼んで盗聴 機の調査を依頼した。 だが何も出てこない。 SNSのアカウントも全て非公開にした。 それでもTさんの奇妙な挨拶は続いた。 俺の思考は完全に包抜けだった。 俺はTさんに会うのが怖くなった。 彼女に会わないよう家を出る時間をずらす だが無駄だった。 俺がどんなに時間を変えても必ず彼女は 同じタイミングでドアを開け廊下で俺と すれ違うのだ。 そして俺の心の中だけは的確に言い当てて くれ。 俺は精神的に追い詰められていた。 このままでは気が狂ってしまう。 俺は胃を消して彼女を本人に直接問いたす ことにした。 俺は心の中で何度も言葉を練習したのだ。 どうして俺の考えてることが分かるんです か? ある朝、その言葉だけを胸に玄関ドアを 開けた。 Tさんがいつものように出てくる。 俺が口を開こうとした瞬間だった。 彼女はにっこりと微笑んでこう言ったのだ 。 おはようございます。 いつも通りの挨拶。 1年近く聞いていなかったその普通の言葉 に俺は逆に老した。 おはようございます。 俺がどりながら返事をすると、Tさんは 不思議そうな顔で俺を見た。 どうかしましたの?顔色が悪いようですが 、 その表情には俺の心を読むようなそぶりは 一切ない。 俺が いえいやうん。なんでも と口ごもっていると彼女の視線がふと俺の 体からずれた。 彼女は俺の真城 何もないはずの空間へと視線を移す。 そしてその表情が困惑から穏やかな合意の それへと変わる。 彼女は俺の背後にいる誰かに向かって 優しく頷くとこう言った。 あら、それは大変。計算お熱が下がらない のですね。心配ですわね。早く良くなると よろしいのですけれど、 日汗がダラダラと流れてくる というのは昨日から風で寝込んでいる友人 のことだったの。 Tさんは俺の心を読んでいたのではなかっ た。 俺の背後にいる誰か。その誰かが俺の身 の周りの出来事をすぐそばで声に出して 呟いていたのだ。 そしてTさんはただその声が聞こえるから 親切に愛槌を打っていただけなのだ。 今日の会議員気が重いですね。電車に 乗り遅れると大変ですものね。 それらは全て俺に向けられた言葉では なかった。 俺の背に立つ見えない何かとの世間話に 過ぎなかった。 振り返ることができない。 自分の背後にいつからそれがいるのか。男 なのか、女なのか、どんな顔をしているの か、俺は何も知らない。知りたくもない。 ただ1つだけ確かなことがある。 俺が1人でいる時、俺は決して1人では ない。 俺の思考も感情も秘密もその全てが背後に 立つそれに筒抜けになっている。 そしてそれは俺のすぐ後ろで俺の心の中を 代弁し続けていたのだ。 聞こえる人間にだけ聞こえる声で 窓の 仕事で疲れ果ていた。 新しい部署に移動してから俺の日常は地獄 に変わった。 上司は俺を目の敵にし、毎日なことで土星 を浴びせてくれ。 お前の仮はいくらでもいる。 その言葉が俺の精神を確実に導ばんでいた 。 限界だった。 まやさん満員電車に揺られ死んだ魚のよう な目をした他人に揉まれながら会社へ 向かえ。 その時間だけが唯一何も考えずに住む時間 だった。 その日も俺はいつものように電車のドアの 横に立ち、窓の外を流れる景色をぼんやり と眺めていた。 そして気づいた 窓の外に女がいた。 高速で走る電車の窓の外側。そこに黒い髪 の女が張り付いていたのだ。 風で長い髪が激しく乱れている。 その隙間から覗く川はひどく悲しげだった 。 泣いている 俺は自分の目を疑った。 疲労が見せる幻覚だ。そうに違いない。 俺は一度目を固く閉じ、ゆっくりと開いた 。 だが女はまだそこにいた。 窓ガラスの向こう側から俺の顔をじっとり と見つめている。 その目は深い悲しみに濡れていた。 その日から毎日だった。 俺が朝の通勤電車に乗ると必ずあの女が 現れる。 車両を変えても無駄だった。 俺がどの車両のどのドアの横に立っても女 は必ずその窓の外に現れ泣いた顔で俺を 見つめ続けるのだ。 彼女の存在は不思議と俺を落ち着かせた。 俺のこの辛さ、悲しみを分かってくれる 唯一の存在。 俺はいつしかそう思うようになっていた。 彼女は俺の苦しみを共に悲しんでくれる 同士なんだと。 そんな奇妙な共存関係が1月ほど続いた ある朝。 いつものように電車に乗った俺は女がい ないことに気づいた。 いつもいるはずの窓の外に彼女の姿はない 。 俺はアンドするどころかいいようのない 喪失感と不安に襲われた。 俺は車内を見回した。そして見つけて しまった。 数先の窓。その外側にあの女はいた。 いつもの世にガラスに張り付き車内を 覗き込んでいる。 だが彼女が見つめているのは俺ではなかっ た。 彼女の視線の先には40代後半くらいの 疲れた顔のサラリーマンが座っていた。 面識はない だが、ここでは仮にその男をAと呼ぶこと にする。 Aは新聞を広げ、彼女の存在に全く気づい ていなかった。 として何より恐ろしかったのは女の表情 だった。 俺を見る時はいつも悲しそうな泣き顔だっ た。 だがAを見つめる彼女の顔は奇妙な表情に 変わっていた。 口元はこう描いて笑っている。 だがその目は一切笑っていない。 深い怒りと像に燃えている。 笑いながら起こるその表情は俺が今まで見 たどんな人間の顔よりも恐ろしかった。 その日から俺とAの奇妙な通勤が始まった 。 俺がどの時間のどの車両に乗っても必ずA はそこにいる。 そしてその窓の外にはあの女があの笑い ながら起こる奇妙な表情で張り付いている 。 もちろんその姿は俺にしか見えていない。 Aは日に日々にやれていった。 顔色が悪くなって、その目からは光が消え ていった。 俺は彼に声をかけることができなかった。 何を言えばいい? あなたの目の前の窓に幽霊が張り付いて いるとでも言うのか。 そしてあの日が来た。 俺は駅のホームで電車を待っていた。 すると隣にすっと誰かが立った。 Aだった。 彼はもう新聞を呼んでいない。 ただただうろの目で薄暗らい線路の先を じっと見つめている。 やがて電車が接近してくるアナウンスが 響き渡る。 [音楽] という強音と共にライトの光が近づいて くる。 その瞬間だった 隣に立つAが突然おたけ火をあげた。 そして肩にかけていたビジネスバックを バンという大きな音と共に地面へと 叩きつけた。 そうして彼はそのままホームの白線を超え 線路へと飛び込んだ。 俺は見てしまった。 電車に衝突しAの体が神のようにけ飛ぶの 。 乗客たちの悲鳴り響く 形的 俺はその場に立ち尽くしたまま動けなかっ た。 あれ以来俺はあの女の姿を見ていない。 笑顔の日。 俺の人生の中でたった1日だけ世界が おかしくなった日がある。 後にも先にもあんな日は経験したことが ない。 それは忘れもしない夏の日のことだった。 その日の朝、俺はいつも通り目を覚まし テレビをつけた。 画面の中では朝のニュース番組が放送され ている。 見慣れた女性アナウンサーAがいつもの 落ち着いた声で現稿を読み上げていた。 だが彼女の顔はいつもと違った。 彼女は笑っていた。 口が耳元まで避けるんじゃないかと思う ほどの満面の意味だった。 しかしその怖い色に笑いの響きは一切ない 。 作や美名まるま高速道路におきまして トラックと常用者が衝突する事故があり ました。この事故で乗用者を運転していた 男性が死亡。 だんだんと悲劇的なニュースを伝えるその 声と狂気的な笑顔。 その恐ろしい不知に俺は背筋が寒くなった 。 放送事故なんかだろうか。 俺はチャンネルを変えた。 しかしどのチャンネルでもアナウンサーや コメンテーター、タレント全員が同じ満面 の意味を浮かべていた。 俺は君が悪くなって家を飛び出した。 だが外の世界も同じだった。 通勤ラッシュのざっとすれ違う人々は皆 一応にあの笑顔を浮かべている。 赤ん坊を抱いた母親、急ぎ足の サラリーマン 杖をつく老人。誰もが楽しそうに笑ってい た。 だがその誰からも笑い声は聞こえない。 駅のホムは笑顔の人間で埋め尽くされてい た。 俺は満員電車に体を押し込む。 車内は笑顔の人々でぎっしりと詰まってい た。 誰も言葉を発しない。 ただ無数の笑顔がそこにあるだけ。 俺は息が詰まりそうだった。 会社についても状況は変わらなかった。 おはよう。 同僚たちがいつも通りの声で挨拶してくれ 。 だが、その顔はあの笑顔だ。 俺は自分のデスクに座って必死で平成を 予った。 惚れがおかしいのか、それとも世界が おかしくなってしまったのか。 その時部長のBさんが俺の元へやってきた 。 その顔もちろん満面の笑味だった。 だがその声は怒りに満ちていた。 おい、先日の報告書だけどさ、数字が全く 合ってないんだけど。何考えてんのおめえ ? 笑顔のままBさんは俺を叱る。 張りけそうな笑顔を浮かべてんのにその目 だけは笑っていない。 冷たい怒りの光を宿している。 申し訳ありません。 俺が頭を下げるとBさんはさらに声を荒げ た。 申し訳ないで済むかよ。何回やってんだよ 、このミス。 笑いながら激怒する調子。 その貢献は悪夢そのものだった。 俺はもう耐いきれなかった。 家に帰って洗面台の鏡の前に立った。 鏡に移る。自分の顔を見る。 そこに映っていたのは恐怖に引きつった俺 自身の顔だった。 笑っていない。 俺だけが普通だったのだ。 俺はアンドのため息きをついた。 だがそのアンドはすぐに絶望へと変わった 。 鏡の中の俺。 その顔の筋肉がピクピクと始めた。 俺自身の石とは無関係に広角がゆっくりと 釣り上がっていく。 やめろ。 心の中で叫ぶ だが体は言うことを聞かない。 俺の口が横に引き延ばされていく。 すると鏡の中の俺が笑い始めた。 周りの人間たちと全く同じあの満面の意味 で 俺は自分の顔を両手で押さえた。 だが皮膚の下で筋肉が必死に笑おうとし てるのが分かる とその時だった ポケットのスマートフォンが振動した 寝る時間を設定していたアラームが鳴った のだ。 時刻が午前0時をつけていた。 日付が変わった。 その瞬間俺の顔にかかっていた不気味の力 がふっと消えた。 俺の表情が元に戻る。 恐る恐るトイレから出る。 テレビをつけるとあの不気味な笑顔を 浮かべているタレントは映っていなかった 。 世界が元に戻ったのだ。 翌日 会社で俺は同僚たちに昨日のことを話して みた。 だが誰も覚えていない。 皆にとって昨日はいつもと変わらない普通 の1日だったという。 あの笑顔の日は俺の記憶の中にだけ存在し ている。 晴れは一体 集団催眠かあるいは俺1人が見た壮大な 幻覚か。 その答えは今も分からない。 皆さんから聞いた階談が1冊のホラー漫画 になりました、 誰にでも起こり得うる実談の世界をお 楽しみください。 そしてあなたの階談が本や朗読になるかも しれないイベントを全国各地で開催中。 10人以下で階談を語り合う楽しい会で 参加費は無料です。参加者には特性キー ホルダーと3位入り名刺をプレゼントして います。 10月の会場は群馬県の高崎駅周辺。 そして11月は静岡県の静岡駅周辺でやり ます。概要欄の応募ホームから持ち込んで ください。 チャンネル登録50万人記念。この夏怪談 朗読を開催します。料金は大人2000円 。高校生以下は1000円。概要欄に応募 URLが貼ってありますので、そちらから 応募してください。この夏とおきの階段で みんなでゾっとしましょう。 え、そして今年の9月15日月曜日祝日 ですね。え、岩手県の大船で行われる、え 、怪談イベント気仙期談会にも参加させて いただきます。 え、詳細は概要欄に記載しておきますので 、え、是非ぜひこちらも、え、皆さんお 越しください。 はい、どうも皆さんこんばんは。こま団子 です。え、今回は怖い話を言いつつ読ませ ていただきました。 うーん。そうですね。1番 なんか印象に残ったのは、ま、笑顔の日と いうお話でしたかね。 これはちょっとジャンル分けが難しいと いうか、ま、階談なのか不思議な話なのか 、ま、どちらにせよ怖い話っていうことで 、ま、怖い話枠で読んでしまいましたが うん。読ませていただいててうん。すごい 興味深かったなって思います。うん。 世にも奇妙な物語に出てきそうなお話だな と思いました。うん。 まあ、何でしょうね。怖いよね、単純に。 この、ま、テレビ番組とかでも、ま、 みんながあの本当口が張り叫んばかりに 笑顔になってるっていうで、外出てみたら みんなその笑顔になってるんで、満員電車 の下りありましたけども、ま、みんな笑顔 で満員電車乗ってるっていうのを想像する とね、う、なんか面白いと共にいや、怖い なって思いましたね。 ジョーカーっていうね、映画があって、で 、ま、このシーンみたいなね、ものがあり ましたよね。みんなそのピエロの面をつけ てて、ま、笑ってて誰が誰だかわかんない みたいな。うん。なんかあのシーンをね、 思い出しながら読ませていただきました けども、 実際こんなことが自分の身に起きたらね、 皆さんだったらどうします?これ 相当パニックになると思うよね。まあまあ この方もパニックになったんでしょうけど 。お、恐ろしいよな。こんなことがある なんてね。 ま、必者さんだけね、異世界に紛れ込んだ みたいな感じで考えるのもありなのかなと 思いつつ、ま、一体何だったんだろうって いうね。ま、幽霊とかは出てこないけど、 ま、怖いお話だなと。うん。すごくすごく 思いました。 え、あと公園のいいというお話ね。これは なんかね、ま、懐かしいなと思いながら 読ませていただきました。 ま、僕が子供の時もね、ま、実家の目の前 がね、ま、あの公演だったんですよ。ま、 そんなにあの大きくもない。ま、普通の 公演だったんですけど、ま、あの会社 終わりじゃない。学校終わりにあのみんな でそこで集まってね、ま、鬼ごっことか 確れんぼとかよくしたなって思いますね。 うん。なんか自然とね、あの、誰が、ま、 今日は遊ぼ、遊ぼうぜっていう話もなく、 みんな自然とその公園に集まって、ま、 みんなで遊ぶみたいな。で、僕も家の前が あの、その公園だったんで、あ、誰か遊ん でんなって言って、で、外に出てね、あの 、遊んだりとかしてました。 窓からちらっと見てね。 まあ、そうですね。ま、このゴマ団子の 活動をし始めてから、え、もう10年 ぐらい経つんですけども、最初の方はね、 実家であのやってて、 録音とかね。で、録音する時にね、あの、 子供の声が入っちゃうっていう今でもね、 現役でめちゃくちゃ遊んでる子がね、 たくさんいるのでうん。あの、悩みました けどね。 あ、やべえと思って今いいところだけど、 まあ、しょうがない。これ待つしかないよ なみたいな録音1回止めてうん。みたいな ことをしてました。 ま、本当にこのお話の通り、ま、あの、僕 らも、えー、ま、その講演に集まらなく なってですね、ま、最初ね、誰かがその 公演にあのゲームボーイカラーっていうね 、ゲームボーイ白黒のやつの、え、カラー 版が出たんですけど、それを持ってきてね 、ゼルダの伝説のなんかやってましたね。 で、それをみんなで見て、うわ、すげえ みたいな。ああ、すっげえな。なんでこれ カラーでなってんの?みたいな。うん。で 、なんかもっと自分地にいろんなゲーム あるから遊びにおいでよみたいな話になっ て、それからはね、もうその、その家の子 がね、多分お金持ちの子だったんだよね。 多分ね、今考えると。で、いろんなゲーム ソフトとか持っててで、あの64ね、 とにかくよくやったのが64のスマブラ。 うん。みんなでやったよね。ああ、 僕はね、あの、ヨッシーとリンクを使って いたんですけど、よくね。うん。とにかく 本当にスマブラをやるようになって、そっ からあの公園にね、行くことはなくなり ました。きっと今これを聞いてる人たちも ね、あの、そういうそういう感じだった なっていう人がね、多分いると思うんです けど、同世代の人とかね。ま、でもなんと なく寂しかったですよね、やっぱね。 うん。特にその自分地の前がさ、ま、公園 なんでで、誰も知ってる人がいない。なん か遊びに来てる子たちもなんかそれより、 ま、僕らの台よりも、ま、下の子たっぽい 感じの子が遊んでたりしてうん。なんか それは寂しかったね。すごいね。時間って 戻せないんだなみたいなさ。あの時はあれ で、ま、楽しかったよなみたいなね。うん 。ま、そのゲームでみんなで遊んでたのも 楽しいんだけど、うん。公園で遊んでたの も懐かしいなみたいな子供ながらにね、 感じてました。 今の子達って公園で遊んだりするんすかね 。てか公園自体もね、なんか喫みたいなの がね、厳しくなってますよね。ボールで 遊んじゃダメとか さあ、そして、え、見えすぎるというお話 。ま、占いのお話もありましたね。うん。 占いね。占いはそんな信じてないんだよね 、自分ね。で、まあでも人生でうん。34 回ぐらい行ったことあるかな。ただ今回の 話で言うと、今回の話に出てきたその 占い師さんは僕もちょっとね、見てもらい たいなって思いましたね。うん。この方も 本物かもしんないね。いやさ、あの占い師 とかなんだろう、霊媒師とかってさ、なん か本当に偽物が多いじゃん、世の中って。 うん。だ、本当の人の方がね、かなり 少ないと思うんだよね。だ、本当の人に 出会ったらその人のことだけは信じるかも しんない。うん。ま、なかなかそういう 機会ないですけどね。 というわけで、本日のどのお話も本当に 興味深く読ませていただきました。読ませ ていただきありがとうございました。はい 。え、そして、え、この動画の概要欄には 、え、8月30日横浜でイベントやるん ですけども、え、それの、え、チケット 購入の、ん、U言われる、うん、え、 ライブ詳細の言われるかな? 喋っててわけわかんなくなった。え、が、 え、概要欄に貼ってあります。リンクが。 はい。あと9月15日に岩手県のオフナト で行われる、え、気仙段階という会談 イベントには、え、主催じゃなくて参加を させていただきます。え、そのイベントも すごい面白いのでね、え、是非みんな来て ください。打ち上げもあるので。ま、 そんな感じで、え、ではまた次のお話でお 会いいたしましょう。 ごま団子でした。おやすみなさい。 [音楽]

⭐︎出演イベント情報⭐︎

【8/30神奈川-横浜イベント詳細】
https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/02y9z6i474h41.html
チケット予約はリンク先のページから出来ます。

【9/15岩手-大船渡イベント詳細】
https://x.com/kesenpure/status/1944955137367400937
チケット予約はリンク先のアカウント様へ直接DMしてください。

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◾️おしながき
0:00 視えすぎる
9:52 公園のE
21:11 挨拶
32:23 窓の女
41:28 笑顔の日

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#公園
#電車
#怖い話

17件のコメント

  1. こんばんは。ウトウトしていたら1回目終わってました💦今から2回目聴かせてもらいます😅

  2. 『笑顔の日』聞いた瞬間ダイスキって思いました😆meもごまさんと一緒で、途中から世にも奇妙~思い浮かびました🫣一気に笑顔の日ファンになりました*

  3. 「笑顔の日」日常的にテレビは観ませんが、もしそんな映像が各局から流れてたら…多分、外に出られません😱

  4. Eくん、最初はほんとにただの人懐っこい少年の霊だったのに、誰からも一緒に遊んでもらえなくなって公園にひとりで閉じ込められ続けた結果、悪い霊に変貌しちゃったのだとしたら可哀想で切ない😿

  5. なんとなく暇潰しに、おすすめ欄に表示されたこの動画を開いたらとんでもなかった。
    速度や間の取り方、セリフに入った時の空気感、ハスキーながらも良く通る魅力的な声質、本当に素晴らしいです。ホラーということも忘れて気分よく聴き入ってしまいました。今後も楽しみにしております。

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