【2ch馴れ初め】300個のいちご大福を抱え途方に暮れる姉妹 →有名温泉旅館の若旦那の俺が買い取った結果 …【ゆっくり】

どうしよう。これ全部捨てちゃうの? 温泉街の路地で代車を守る小さな姉妹。 今にも泣き出しそうな 2 人が気になり近づくと台車の上に乗ったダンボールには一チご大福が詰まっていた。君たちここで何しているの?この一言が俺の人生を大きく変えるなんて。この時は想像もしていなかった。 イチゴ大福がついでくれた俺たちの 慣れ染め話を聞いてほしい。俺は一致温泉 旅館天雲で働いている28歳だ。父さんは 支配人で俺は俗に言うわかんな。うちの 旅館は早府が創業してから100年以上の 歴史があるし偽でね。もちろん俺も小さい 頃から光継者として育てられた。それでも 外の世界を見た方がいいという親の方針で 都会の大学に進学し卒業後は都内の大手 ホテルで働いていたんだ。そして一昨年 父さんからそろそろ戻ってこないかって 連絡があってさ、ホテルの仕事が楽しくて 正直迷ったけどいずれはすぐ運命だし。 父さんと母さんももういい年だ。 年具宮具の収め時きってやつかな。こうして去年から俺は旅館に戻って働き始めた。一ち今日の団体さん確認お願いね。 ああ、30名様の宿泊宴会と 15名様の日帰り温泉プランだったよな。 そうそう。あとアシ入れ業者との打ち合わせもよろしく。 了解。 俺の主な仕事は栄養やプランの企画、他に も予約対応、宴会の手配、取引先との交渉 。やることは山ほどあるんだ。夜遅くまで 企画書を作ることもあって、ホテルマン 時代より正直めちゃくちゃ忙しい。でも 小さい頃から育ったこの旅館に恩返しして いるようで全然くじゃないよ。そんな俺の 唯一の楽しみは朝の散歩だ。まだ静かな 温泉街の石畳の道を歩きながら今日の予定 を頭の中で整理したり新しい企画の アイデアを考えたり麻屋に包まれた温泉が 行って何とも言えない不勢があってさ。俺 にとってこの時間はすごく大切なんだ。 そんなある日、旅館を出ていつものコース を歩いていると目の前にイチつくカップル が歩いていた。手なんか繋いじゃって楽し そうだな。そしてふと2年前まで付き合っ ていた香りのことが頭に浮かんだ。香りと は同期入者で俺たちは自然と惹かれ合い 付き合うようになった。 そして実家に戻ることが決まった時、俺は思い切ってプロポーズしたんだ。かおり、俺実家に戻ることにしたんだ。 実家って巨だったよね。 ああ、それでさ、俺についてきてくれないか?香りと離れたくないんだ。結婚して欲しい。でも帰ってきた答えは ごめんなさい。 一と結婚したら女将になるってことよね。私にはとてもまらないわ。 かおりはそう言って俺の前から去っていった。まあ確かに俺と結婚すれば自動的に女将候補になるわけでお客様への菊配り、従業員の管理、地域との付き合い。実際仕事は大変だから生半かな気持ちじゃまらないだろう。 きっといつか旅館のことを理解してくれる 人に出会えるはずだ。頭では分かっていて も、それ以来俺は恋愛に対して臆病になっ てしまった。大好きだった香りにあっけ なく振られたショックは想像以上だったし 、新しい出会いがあってもまた同じように 振られるかもと思うと怖いんだ。そんな俺 の心も知らず。 ち、なんでかおりちゃんと別れちゃったの?順調だったのに。 母さんがグリぐリと古傷をえぐってくる。色々あってさ、価値観の違いっていうか本当の理由なんて言えるわけない。香りがになりたくなかったからなんて知ったら母さんはきっと傷つくだろうし。 [音楽] でも別れてもう3年も経つんでしょ。 そろそろ新しい出会いでも探したらいい人いな。そうなら母さんたちがどこか声かけて。大丈夫大丈夫。出会いはほら必然にってな。俺はのらりくらりと話題を変えてその場をやり過ごした。もう誰とも恋愛できる気がしないよ。朝の散歩中。 [音楽] 昨日母さんにえぐられた傷が塞がらない まま俺はぽつりと呟いた。香りとの別れ から3年。いい加減前を向かなきゃいけ ないのは分かってるけど をつきながら歩いていたらいつもと違う 路地に入ってしまった。 そして奇妙な光景が目に飛び込んできたん だ。そこにはダンボール箱何箱も積んだ 代車が2台。その横にしまいだろうか。 56歳の2 人の小さな女の子が座り込んでいた。 2 人とも不安に周りを見回していて、目には涙を浮かべている。少し近づくと どうしよう。これ全部捨てちゃうの? そんな会話が聞こえてきて何か困っているのは明らかだった。 見てみぬふりをして通りすぎることもできたけど、こんな小さな子たちを放っておくわけにはいかない。君たちどうしたの?とっさにしまいに声をかけると、 あのママが土産者屋さんにいちご大福を [音楽] 300 個届ける予定だったの。でも団体さんが来なくなっちゃってお店の人がいらないって。 お姉ちゃんがたどたどしく教えてくれた。確かにダンボールの隙間から透明パックに入ったイチゴ大福が見える。 お金も払ってくれないって。 え、 それでママが今お話しに行ってるの。 [音楽] だから私たちここで待ってるの。 なるほど。団体客のキャンセルで土産げ物 やが引き取りを拒否して母親が今交渉に 行っているわけだ。それで姉妹は荷物番を しているんだな。俺はこの状況を頭の中で 整理しつつ、こんな小さな子供たちが ちゃんと荷物を見張って待ってるなんて 偉いなって関心したよ。 君たち名前は何歳? もね。私はね 5歳だよ。 もねちゃんとねねちゃんか。俺は一致って言うんだ。よろしくね。俺が笑顔で自己紹介すると 2 人は少しだけ表情をやらげたが、すぐにまた不安そうな顔に戻った。 ママね、昨日の夜からずっと作ってたの。 ママのイチゴ大福とっても美味しいのに頑張ってたのに。 その言葉に俺は胸が締めつけられた。きっとこの子たちの母親は徹夜で 300 個ものイチゴ大福を作ったんだろう。それなのにドタキャンで支払いもされないだなんてあんまりだ。 [音楽] その時だった もねね 疲れきった表情の女性がとぼとぼと歩いてくるのが見えた。 ママ2 人は立ち上がってその女性にかけ寄った。どうやら母親のようだ。 2 人ともお待たせ。いちご大福見ててくれてありがとうね。 母親は力なく笑うと 2人の頭を撫でた。 ママ、どうだった? もちゃんが聞くと、母親は首を横に振った。 ダめだった。どうしよう。大赤字だわ。 あの、すみません。母親は顔をあげると驚いた表情で少し警戒するような目で俺を見た。な んでしょうか。 あ、怪しいものじゃないんです。 ちょうど散歩していて、お子さんたちが 2 人だけで困っているようだったので声をかけたんです。はあ。 女性は少しだけ表情を緩めたが、まだ俺のことを怪しんでいるようだった。そこで俺は名刺を取り出し、母親に渡した。俺、この近くの温泉旅館天運の一致と申します。 天運って死せ旅館の はい。それでもしよろしければそのイチゴ大福を 1つだいてもいいですか? え、 母親は戸惑ったような表情を浮かべたけどダンボールから 1つ取り出して俺に渡してくれた。 あの300円です。 じゃあこれ俺は財布から小銭を出して女性に渡し透明パックを開けた。 真っ白なに包まれた真っ赤なイチゴ。見た 目からして美味しそうだ。そして一口食べ た瞬間、俺は目を見開いた。なんだこれは ?ふわふわのが口の中でとろけ。上品な甘 さの案とイチゴの甘ず酸っぱさの ハーモニーが絶妙だった。こんなに 美味しいイチゴ大福は食べたことなくて、 俺は思わず声をあげていた。 こんなふわふわの大福初めて食べました。これ本当に美味しいですよ。興奮気味に感想を伝えると母親は照れたように歯にかんだ。 ありがとうございます。ふわふわなのは歯え持ちで包んでいるからだと思います。うちの自慢の一品なんですよ。 その時俺はあることが思い浮かんだ。 あの、これ全部うちの旅館で買い取らせてもらえませんか? え、天運拡散で? 母親ともねちゃん、ねちゃんの 3人が驚いて一斉に顔をあげた。 本当ですか? 300個ありますけど。 大丈夫です。今夜のお客様に是非お出したいんです。 それは本当にありがたいです。 実は突然納品先からキャンセルされてしまってさすがに自分たちでも消費しきれないので廃棄せざるを得ないところだったんです。 事情はさっきねちゃんたちから聞きました。こんな美味しいご大福が廃気だなんてもったいない。 そんな風に言っていただいてありがとうございます。 母親は何度も頭を下げ、もねちゃんとねちゃんも母親を真似してペコリと頭を下げた。 よかったね、ママ。 うん。 いちさんありがとう。いえいえ。 あ、申し遅れました。私つぐという菓屋をやっている嫁子と申します。 嫁子さんですね。よろしくお願いします。 それじゃあ早速ですが、代謝とうちの旅館まで運んでもいいですか?すぐそこなので。 [音楽] はい、お願いします。 俺たちは手分けして代謝車を押し、子供たちと共に旅館へと向かった。旅館に到着すると、ちょうど母さんが玄関にた。 いっち、お帰り。あら、お客様。 母さん、ちょっといいものを仕入れてきたんだ。 俺が事情を説明すると、母さんは優しい笑顔で嫁子さんとしまいに声をかけた。まあまあ、それは大変でしたね。さあ、中へどうぞ。 ありがとうございます。お邪魔します。 そのままダンボールを厨房に運び込んでいると父さんも顔を出した。 いっち何を運んでるんだ? 父さん、ちょうど良かった。 ちょっとこれ食べてみてよ。 いちご大福か。 こちらにいる嫁さんの店のなんだけど、めちゃくちゃうまいんだよ。父さんと母さんにいちご大福を渡すと 2 人とも半神半義というように口に運んだ。だが一口食べた瞬間 これはいい 父さがうりお餅ちの部分がふわふわね。 あんも上品でチごと相性抜群だわ。 母さんも満面の笑みを浮かべた。夕食の食お客様に提供したいと思うんだけどどうかな?俺が言うと両親は大きく頷いた。 そうしよう。お客様も喜ぶぞ。 それを聞いて嫁子さんは目に涙を貯めていた。 その日の夜早速温泉街のイチゴ大福としてお客様に出すとこふわふわで美味しいわね。 アンが甘さ控え目でペロっといけるな。 そんな声がたくさん聞こえ大好評だった。 あのちご大福若旦那が見つけてきたって聞きましたよ。お客様に大好評ですね。 中井頭のあき子さんが笑顔で話しかけてくれた。うん。偶然ね。中井さんたちの分もあるから後で皆さんで食べてください。 わあ、ありがとうございます。楽しみだわ。 あきこさんの背中を見送りながら俺もほっと人息きついた。味はお住みつきとはいえ正直かけみたいなところもあったからな。 だが嬉しい反応はその時だけじゃなかった 。翌朝のチェックアウトで昨日のイチゴ 大福がとても美味しかったからお土産にし たいんだけどどこで買えるのかしら。そう やって嫁子さんのいちご大福を求める声が あいついだんだ。もちろん俺は喜んでつぐ を紹介したよ。 するとその日の夜、嫁子さんがもねちゃんとねちゃんを連れて旅館を訪れた。 いっちさん、 あれ?嫁め子さんたちどうしたんですか?あ、でもちょうど良かった。あのイチゴ大福が代表版で。すると嫁子さんが深かと頭を下げた。 今日一ちさんの旅館で紹介してもらったとくさんのお客様が来てくださってマのわ菓しね全部売れちゃったんだよ。 ねねちゃんが手をいっぱいに広げて笑うと 私たちもありがとうございましたってやったんだ。 モねちゃんも得意げだ。へえ。それはすごいな。あ、ここじゃなんですから中でお茶でもどうぞ。 俺が大雪室に案内するとちょうど父さんと母さんも入ってきた。 あら、嫁子さんいち大福大好評だったわよ。 はい。おかげ様で。 母さんの言葉に嫁子さんが嬉しそうに微えんだ。そこで俺は両親と顔を見合わせた。 実は昨夜のお客様の反応を見て、こんなに 素晴らしい和菓是非定期的に取引をした いって話たんだ。あの嫁子さん、今後もう うちの旅館に定期的にわ菓を下ろけません か?俺がそう切り出すと嫁子さんは目を 丸くした。え、いいんですか? え、まずは週23 回ほど季節の和菓しを納品していただきたいんです。 嫁子さんの輪和菓しは本物です。お客様の反応を見ても間違いない。 是非お願いします。 俺たちが身を乗り出すと こちらそ是非お願いします。 嫁め子さんは大きく頷いてくれた。 ママ、どういうこと?何がお願いしますなの? 訳けがわからないという顔のモねちゃんとねちゃんに。 これからもね、うちの菓を買ってくださるんだって。 嫁さんが優しく説明すると。 やった。マ良かったね。 2 人は一緒になってぴょんぴょん飛び跳ねた。 こら、お儀が悪いわよ。 いいじゃない。子供らしくて可愛いわ。 本当だな。 子供たちの無邪さに俺も両親も笑顔になったよ。じゃあ詳しい契約内容はまた後日打ち合わせしましょう。 はい、よろしくお願いします。 こうしてんな出会いから俺たちの交流が始まったんだ。それから嫁子さんは約束通り菓を納品してくれるようになった。 おはようございます。つぐです。 嫁子さんの明るい声と一緒にもねちゃんとねちゃんの賑やかな声がした。 2 人とも学校や保育園が休みの日は必ず一緒なんだ。もねちゃん、ねちゃんおはよう。 いっちさんおはよう。おはよう。 元気いっぱいの挨拶に俺は毎回気分が明るくなった。 旅館の中井さんたちも もねちゃん今日も可愛いわね。 ねめねちゃんこさんね。 [音楽] まるで孫に接するみたいにしまいを可愛がるようになっていた。 ありがとうございます。 もねちゃんとねちゃんが揃ってペコリと頭を下げる。その仕草がまた可愛くてみんなが笑顔になるんだ。 そして納品が終わると嫁子さんたちにお茶を出し雑談をするのがつの間にか高齢になった。嫁子さんいつもありがとうございます。お客様の評判上場ですよ。 こちらありがとうございます。うちにも天運拡散からしてもらったというお客様がたくさん来てくださって本当にありがたいです。 何気ない会話だけど、俺はこの時間が すごく心地よかった。嫁子さんの笑顔を見 ているとなんだか心が安らぐんだ。そんな ある日いつものように雑談をしている時に そういえば嫁子さんどうして菓の職人さん になったんですか?俺が軽い気持ちで聞く と嫁子さんがポツりと話し始めた。私3 年前に夫をなくしたんです。 シングルマザーであることは薄う気がついていたが、まさか旦那さんをなくしていたとは。そうだったんですね。 突然倒れて病院に運ばれたんですけど、 そのまま突然シングルマザーになって しまったこともあるし、夫が保険を 切り替えている最中で保険金もおりなくて 、恥ずかしながら貯金もほとんどなく て子供たち を抱えてどうしようかとくれました。 なんて声をかけていいかわからず黙っていると嫁子さんが続けて話出した。 ただ夫がなってから本当に自分がやりたかったことを思い出したんです。うちは祖父が職人で小さい頃からその背中を見て育ったんです。 私も我が職人になりたいって成果学校に 通って卒業後に和菓のお店で働いていた時 はいつか自分もお店を思っていたんです けど結婚してからはすっかりその思いに蓋 をしていました。そのことをふと 思い出せっかく なら自分の夢を叶えたいって思ったんです よ。なるほど。そこから3 年間必死に働いてお金を貯めて半年前にようやくつを改良できたんです。 すごいですね。3 年間で改良資金を貯めるなんて。 いえ、全額は無理でした。借金もしています。でもやっと夢が叶って本当に嬉しかった。 だけど宣伝にまで回すお金はなくて細ぼ細そと経営していたんです。そこにお土産店から初めての大口注文をいて張り切って作ったらあんなことに 俺が初めて会った日ですね。 はい。 売上も上がらず、もう一そこのままお店を畳んだ方がいいのかな?なんて弱気で子供たちのところに戻ったらいっちさんがあの時助けてくださって本当に感謝しています。 いつも明るい嫁さんにもそんな弱い部分があったなんて。彼女の話を聞いてこれからは俺が守ってあげたい。そんな気持ちになった。 そっか、嫁子さんも色々あったんですね。嫁子さんの和菓しが素晴らしいことが世間に広まって本当に良かった。 ありがとうございます。なんで我が職人になったかって話だったのに余計な身の上まで話してしまってすみません。 いや、嫁子さんのことが知れて嬉しかったですよ。 え、 彼女の驚く顔を見てしまったと思った。これじゃあ俺が行為を持っていることがバレバレじゃないか。あ、すみません。そんな深い意味はないんですよ。はわ。 すると気まずい空気を打ち消すように嫁子さんが いっちさんも何か辛いことがあったんじゃないですか? え、俺ですか? なんとなくそんな気がして。それで私も身の上を話そうって思ったんです。 俺は迷ったけど思い切って香りのことを話すことにした。 実は俺3年前にプロポーズして振られ ちゃったんです。当時俺も彼女も都会の ホテルに勤めてたんですけど、俺が旅館に 戻ることになって彼女についてきてくれ ないかってプロポーズしたんです。でも 将来女将になるのは無理だってあっさり 振られちゃいました。そうだったんですね 。 情けない話なのに嫁子さんは優しい目で聞いてくれた。それ以来誰かを好きになることが怖くなってしまって両親には早くいい人をなんて説かれてるんですけどなかなか そんなもったいない へ。 嫁子さんの意外なリアクションに驚くと彼女は少し顔を開かながら 一ちさんはとても優しい人だから焦らなくてもきっといいご縁がありますよ。 ありがとうございます。嫁子さんにそう言われるとそんな気がしてきました。 ふふ。 この日を境に俺と嫁子さんの距離はさらに縮まっていった。 当たり触りのない会話から好きな音楽や趣味までもう一歩踏み込んだ自分たちの話もするようになったんだ。 いっちなんだか最近楽しそうね。特に嫁子さんといる時は 母さんがにやりと笑った。 あんた嫁子さんのこと好きでしょう? え?そ、そんなことないよ。 俺は慌てて否定したが、自分でも顔が真っ赤になっているのが分かった。 嘘おっしゃい。見てたら分かるわよ。 母さんは俺の肩をポンと叩くと真剣な顔になった。 自分の気持ちにはちゃんと向き合いなさい。いつまでも過去を引きずっていたら前に進めないわよ。 その言葉が俺の心に響いた。確かに母さんの言う通りだ。 でも告白してまた同じように振られたら今度こそ俺は立ち直ないかもしれない。そう思うとやっぱり少し怖かった。そうして日々が過ぎる中。 もうすぐモの誕生日なんです。でも何をしてあげようか迷っていて 嫁さんは困ったような顔をした。 ここ数年仕事が忙しくてどこにも連れて行ってあげられなかったから今年はどこか楽しいところに連れて行ってあげたいんですけど それなら車出すので遊園地に行きませんか? え、本当ですか?でもお忙しいのにご迷惑じゃありませんか? モネちゃんにはいつも元気をもらってるのでお礼です。 そして迎えたもねちゃんの誕生日。俺は休みを取って嫁子さんたちと遊園地へ向かった。 わあ、すごい。 遊園地に着くともねちゃんとねちゃんは目をキラキラさせた。どれから乗る? 私メリーゴーランドがいい。私は観覧者。 じゃあ順番に全部乗ろう。 わい。 俺の言葉に2人は嬉しそうに飛び跳ねた。 いっちさん、ありがとうございます。最初は遠慮がちだった嫁子さんも次第に笑顔になっていった。 [音楽] いっちさん見てみて。一っちさん次はあれろ。 うん。その後も盛代にはしゃぎ回って気がつけば夕方の平時間になっていた。そろそろ帰りましょうか。 そうですね え。もっと遊びたい。 元気だな。今日はもうおしまいだけど、また来よう。 本当?絶対だよ。 ああ、その帰りの車の中。 いっちさん、今日は本当に楽しかった。ありがとう。 もねちゃんが言うと、 私も楽しかった。それに一っちさんパパみたいだったね。 ねねちゃんが突然そう言い出した。 やだねね、そんなこと言っちゃだめよ。 なんで? なんでって? 嫁さんが顔をあめて黙るその隣で漏れなく俺も顔を熱くした。ねちゃんの言葉に嫁子さんたちと家族になったところを想像してまったんだ。 [音楽] 確かに嫁子さんたちはもう俺の中で欠かせ ない存在になっているんだよな。中途半端 な気持ちのまま日々がすぎ のように旅館で朝の準備をしていると携帯 に嫁子さんからメッセージが届いた。体調 を崩して今日は納品ができません。申し訳 ございません。隊調不良。 いつも元気な嫁子さんが珍しいな。心配になって電話をかけてみたがなかなか出ない。相当具合が悪いのかな?電話を切りかけた時。 [音楽] もしもし。 不安そうな子供の声がした。もねちゃん嫁さん具合悪いみたいだけど大丈夫? いっちさん助けて。 ママがお熱で苦しそうなの。話しかけてもお返事してくれなくて。えん、それは大変だ。分かった。今すぐそっちに行くから。俺は慌てて以前聞いていた嫁子さんの家に向かった。そこは古いアパートだった。階段を駆け上がってチャイムを押す。もねちゃん一ちだよ。 [音楽] いっちさん。 ドアが開くと泣き顔のモとねが立っていた。 ママが2 人に案内されて寝室に入ると嫁子さんが布団の中で苦しそうに横たわっていた。嫁子さん。俺が声をかけると嫁子さんは薄く目を開けた。 13 意識がもろとしている彼女を見て、これは危ないと判断した俺はすぐに 119 番に電話した。すぐに病院で診察を受けると肺炎にかかっており入院が必要とのことだった。病室に入ると天敵につがれた嫁子さんがこちらに気づいた。 ママ。ママ大丈夫? もねね心配かけてごめんね。 嫁めこさん入院が必要みたいです。 無理です。子供たちが 安心してください。もねちゃんとねちゃんはうちで預かります。 え、 ほらうちには母さんもいるし、中井さんたちも 2人のこと大好きですから。 嫁め子さんはゆっくり休んでください。 そうですね。一ちさんたちになら任せられるわ。お願いします。 こうしてもねちゃんとねちゃんはしばらくうちで過ごすことになった。父さんと母さんも 2 人を心よく受け入れてくれたよ。学校もちょうど夏休みでねねちゃんも保育園を休み。昼間は主に仲い部屋で過ごしていた。 もねちゃん、お腹開いてない? ねめねちゃん、これ食べる? 中井さんたちも親切に声をかけてくれるし、俺も飽き時間に顔を出して宿題を見たりカルタをしたりして遊んであげた。 2 人と過ごす時間は本当に楽しくてね。俺にも子供がいたらきっとこんな感じなんだろうな。って、ちょっと不思議な気持ちになったよ。 それから1 週間が経った頃、嫁子さんが退員できることになった。 いっちさん、子供たちのこと本当にありがとうございました。 嫁子さんは少し痩せたけど顔色は良くなっていた。 モネとねねご迷惑おかけしませんでしたか? とんでもない。2 人ともいい子で過ごしていましたよ。 よかった。私も明日からまた仕事頑張ります。 隊長大丈夫ですか? まだ万全じゃないけど店を開けないと生活に影響しますから。 それなら俺手伝いますよ。 手伝いってでも旅館のお仕事が 大丈夫。合間を塗ってやりますから。もちろん菓は作れないけど書類の整理とか配達なら任せてください。 何から何まですみません。 困った時はお互い様ですから。その後つみに出入りするようになった俺はある日たまたま開いたままの帳簿が目に入った。そこには改良資金のために借りたであろう借金の返済額も書かれていた。 嫁め子さん、こんなに大きな借金を抱えながら子供たちを育てて店を切り盛りしていたのか。 いちさん。 背後から嫁子さんの声がした。あ、すみません。見るつもりは? いえ、いいんです。月きの返済と生活人で正直かなり厳しくて 嫁さんは弱々よしく笑った。 だから無理をしてまでお店は開けないといけないんです。 嫁め子さん1 人で抱え込まないでください。 ありがとうございます。でも大丈夫ですから。 その日の夜父さん実は嫁子さんが事情を説明すると父さんは腕を組んで考えた。 そうか。それは大変だな。 なんとか力になれないかなって考えてるんだけどさ。 俺たちができるのはそうだな。我がの定期的なお下ろし先を探している旅館やホテルがいくつかあるからそこを紹介してあげるとか。 なるほど。おろし先が増えれば収入も安定するもんな。 ああ、嫁子さんの和菓しならどこでも喜んで取引してくれるはずだ。 俺は嬉しくて思わず父さんに頭を下げた。父さんありがとう。 ははは。お前は嫁子さんのためなら必死だな。 翌日早速嫁さんに提案すると。 え、本当ですか? はい。余計なお世話かもしれないけど、少しでも力になりたくて 私なんてお礼を言っていいか。 その後父さんの紹介でいくつかの契約が 決まり、嫁子さんの店の収入は安定した。 借金関西に向けても大きく前進したようだ 。そして彼女を手伝う中で俺は嫁子さんを ますます意識するようになっていった。 嫁子さんも俺の視線に気づいているようで 時々顔をあめる。嫁子さんも俺のこと。 そんな期待も持ったけど、まだ告白する 勇気は出なかった。それから少しして俺は 温泉街のイベントとして温泉マルシェを 企画することにした。地域の名産品や飲食 店、工芸品などを集めたイベントだ。数 ヶ月後の開催に向けて準備が始まってすぐ 、俺は嫁子さんに声をかけた。 是非温泉外自慢の輪和菓子店として参加してくれませんか? はい、頑張ります。失点以外にもお手伝いできることがあればさせてください。 いいんですか? はい。一ちさんにはお世話になりっぱなしなので、たまには私もお役に立てればと。 ありがとうございます。 その後は失点者との打ち合わせ、会場のレイアウト、後報活動と忙しい日々が続いた。でも嫁子さんが手伝ってくれたこともあって不思議と疲れを感じなかったよ。 [音楽] この配置だとお客様の同線がスムーズになりますね。 さすが嫁め子さん。よく気がつきますね。 ふ、一緒に何かを作り上げるのってとても楽しいですね。 俺もずっとこうしていたい。そう言った瞬間、嫁子さんの顔が真っ赤になった。あ、つい本音が。あ、その、 え、えっと、ま、成功するといいですね。 そ、そうですね。わはよし。 なんとかごませたかな。そして迎えたマルシェ。温泉街は朝から賑わっていた。 美味しいわ菓ですよ。イチゴ大福がおすすめです。 [音楽] もねちゃんとねちゃんの元気な呼び込みもあって、嫁子さんの店には行列ができていた。嫁子さんのブース人気で良かった。 その様子を横めに俺は会場をかけ回り、イベント運営に本送した。そして夕方イベントが無事に終了した。あ、やっと終わった。ほっと人息きついていると いっちさんお疲れ様でした。 嫁さんが優しい笑顔で声をかけてくれた。 まる、とっても楽しかったです。他の皆さんもそう言ってましたよ。 その笑顔を見て一気に疲れが吹っ飛ぶほど 癒されたよ。そこで俺は改めて思ったんだ 。やっぱりこの人が好きだって。今度こそ ちゃんと自分の気持ちに向き合わなければ ならない時が来た。そんな気がしたよ。 片付けが終わった後、温泉街の居酒屋で 関係者の打ち上げが始まった。いっちさん 、今日は本当にお疲れ様でした。 いやあ、大でしたね。 ありがとうございます。皆さんのおかげです。嫁めさんもねちゃんとねちゃんを連れて参加していた。 嫁め子さんのお店一番人気だったよ。 そうそう。両列が途切れなかったもんね。 みんなが口に褒める中。 ありがとうございます。 嫁さんは照れながら頭を下げていた。 その後も打ち上げは盛り上がり、気がつけば 10 時を回っていた。ふと見るともねちゃんとねちゃんは小上がりで眠ってしまっている。 2人とも寝ちゃいましたね。 今日は朝から頑張ってくれたから、じゃあそろそろ私たち帰りますね。 それなら送っていきますよ。 子供たち起こすのもかわいそうだから音部していきませんか? すみません。お願いします。 俺はもねちゃんを、嫁さんはねちゃんをそれぞれ部して嫁子さんの家へと歩き出した。 本当に楽しい1日でしたね。 え、みんなの笑顔が見られて良かったです。 いっちさん、あんな大きなイベントを成功させて本当にすごいです。 いえ、嫁子さんに手伝ってもらって助かりました。名やかな雰囲気のまま嫁子さんの家に着き、子供を布団に寝かせると いっちさん少し休んでいってください。 そう言って嫁さんはお茶を入れてくれた。 どうぞ。 ありがとうございます。 いっちさんにはいつも本当に感謝しています。 突然どうしたんですか? 今日ずっと考えていたんです。私一ちさんに出会えてよかったって。 嫁子さんの目がんでいる。俺も嫁子さんに出会えてよかったです。その時だった。これまで抑えてきた気持ちが体の奥から一気に溢れ出してきたんだ。 [音楽] 温泉マルシェの成功で気分が高ぶっていた こともあり、俺は告白を決意して 立ち上がった。嫁子さん、俺あなたに伝え たいことがあります。嫁子さんは拠点とし た表情で俺を見上げた。3年前失恋して から俺は恋愛を恐れていました。でも あなたに出会って、また誰かの笑顔で心が 温かくなることを思い出せたんです。俺 嫁子さんが好きです。俺と結婚してくれ ませんか?もちゃんとねちゃんとも家族に なりたいんです。言い終えると嫁子さんの 目からは涙が溢れた。いっちさん嬉しい です。私も だが、そう言いかけて嫁子さんは表情を固くした。 でも一ちさんと一緒になるということは天運の女将になるということですよね。 その言葉に俺は発っとした。勢いで告白してしまったけど女将になるということは嫁子さんが我がし職人を諦めるということだ。 相手のことを考えていない。これじゃあ香りの時と同じじゃないか。 少しだけ考える時間をくれませんか? わはい。俺は力なく答え嫁さんの家を後にした。あ、あほ。帰る道すら俺は自分の朝を呪った。嫁子さんがどれだけが菓し職人という仕事に誇りを持っているか。 [音楽] 考えれば分かることなのに 2 日後嫁子さんが普段通り菓しの納品にやってきた。 おはようございます。 あ、おはようございます。どこか探り合うようなぎこちない雰囲気の中。納品を終えた後、嫁子さんが言った。 いちさん少しいいですか?この前の返事を。 はい。 嫁子さんに続いて外に出ると彼女はくるっと振り向いて 私一ちさんのプロポーズを受けします。 え、本当ですか? わ菓未練がないといえば嘘になります。でもそれでも一致さんと人生を歩みたい気持ちの方が大きいんです。 そう言って微笑んでくれた嫁さん。 つは畳みます。 旅館に入って女将として一ちさんを支えます。 あの、その嫁子さん、わ菓し職人はやめないでいいんだ。 え、どういうことですか? 俺嫁子さんの立場を考えずにプロポーズして混乱させてしまってすみませんでした。 あんな素晴らしい技術を持っている人が俺と結婚したからってその道を諦めるなんてもったいない。だから旅館に嫁子さんの店を併設しませんか? 旅館に店を 実はプロポーズした後嫁子さんの和菓し職人という仕事と旅館業をなんとか両立できないか俺はずっと考えていた。 そして両親にも相談すると母さんが言ってくれたんだ。 旅館の一角に嫁子さんの店を移転させたらどうかしら。お客様も喜ぶし、嫁子さんも菓し職人を続けられるわ。 どうでしょうか?それでも並行してやっていくことは大変だと思うけど、俺がそう言いかけると勢いよく嫁子さんが抱きついてきた。 [音楽] いっちさんのその優しさが大好き。 嫁子さんは涙を流しながら笑顔で言った。私頑張ります。菓し職人も若女将もどちらも全力で 嫁さんその時旅館の入り口からパチパチという音が聞こえた。父さんと母さんが笑顔で拍手していたんだ。わ、母さん。 父さん 盗みしたみたいでごめんね。あなたたちが 2 人で出ていくのが見えたからどうやらプロポーズ成功したみたいね。嫁めこさんからどうぞよろしくね。 嫁め子さん一緒に新しい点運格を作っていこう。 はい。よろしくお願いします。 両親の言葉に嫁子さんは涙を拭いながら大きく頷いた。 その日の夕方、学校と保育園から帰ってきたもねちゃんとねちゃんにも報告すると、え、いっちさんとママが結婚するのやった。 2 人は喜びながら俺と嫁子さんに抱きついてきた。改めてこれからよろしくな。俺がもねちゃんたちの頭を優しく撫でると嫁子さんも幸せそうに微えんだ。 その後順調に交した俺と嫁子は正式に入籍し、旅館の一角につみを移転した。 嫁めちゃんが結婚してお店がなくなったらどうしようと思ったけど考えたね。 旅館の雰囲気と会っていて素敵だわ。 つの常連さんもそう温かな声をかけてくれたよ。 そんな俺たちの結婚式はうちの旅館で身内だけで取り行うことにした。もねちゃんとねねちゃんも着物を着てくれて 2 人も可愛いわね。 天運もますます賑やかになるな。 ゲストたちも目を細めていたよ。そしてそれから 3年が経った。 嫁子はその間我が菓し職人と若女将を立派に県すっかり旅館の顔になっていた。 嫁子さんのおかげでうちの旅館は一層魅力的になったな。 父さんも満足だ。そして数ヶ月前に嫁子の妊娠が分かり、今は隣月。 赤ちゃんまだかな?早く会いたいな。 10歳になったもねちゃんと 8歳になったねちゃん。 2 人とも相変わらず元気で明るく旅館の雰囲気を盛り上げてくれている。 もねちゃんとねちゃんももうすぐお姉ちゃんね。私も楽しみだわ。 母さんも赤ちゃんの誕生を心待ちにしているんだ。 いっち、今日もいい天気ね。 ああ、気持ちいいな。 医者のめって隣月に入ってから俺と嫁子は一緒に散歩し始めた。つものコースを歩いているとふとあの路地を通りかかったもねちゃんとねちゃんが徒歩にくれていた場所だ。 あの日一ちが声をかけてくれなかったら今の私たちはなかったわね。 嫁子がそう言ってお腹を優しくった。ああ。 困っていたしまいに偶然声をかけた。 たったそれだけのことがこんなに大きな 幸せを運んでくれるなんて人生って不思議 だよな。これからも俺の大切な家族と旅館 をせいっぱい守っていこう。そう心に誓い ながら俺は嫁子の手を握り再び歩き出した 。最後まで聞いてくれてありがとう。 みんなも大切な思い出があれば是非 たくさん聞かせて欲しい。

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