「毎日閉店間際に120円の塩パンを1つだけ買う老人」その切なすぎる理由に店主が涙した…
毎日夜遅くやって来ては、百二十円の塩パンを一つだけ買っていく。
夜七時四十五分になると、八十歳の老人は小さなパン屋にやってくる。
手にはいつも小銭を握りしめていた。
パンが一番美味しい焼き立ての時間はとっくに過ぎているのに、なぜわざわざこの時間に足を運ぶのだろう——。
ある夜、思い切って尋ねてみた。
「たまには甘いあんパンなどはいかがですか?」
老人は少し困ったように微笑み、答えた。
「実はお腹を満たすためではなく、一日中誰とも話さない日々の中で、ここに来ると『いらっしゃいませ』という温かい声が聞けるからです」
百二十円の塩パンは、孤独な老人にとって社会とつながる唯一の命綱だった。
そして大雨の降る閉店後、ずぶ濡れで現れた老人に店主が手渡した紙袋には……。
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